女子バレーが面白い!楽しく観ている。
中学生の頃のクラス対抗バレーを想い出す。
ボクの声は大きい、本を読むとクラスがシーンとなる程。
そのボクがセッターを務め、デブの友人がアタッカーだ。
この二人はバレー部に入部したが、根性が無く、すぐ退部した。
いい加減な二人が面白半分で対抗試合に参加した想い出だ。
沖縄出身の彼は図体がデカいせいで、回転レシーブが遅い。
彼の元へボールが来てミスすると、回転レシーブで誤魔化す。
超スロー回転レシーブを見て、ボクは大きな声で笑って言う。
「おおっ!出た!回転トンコロリン!」みんなが笑う。
彼もエヘヘっと照れくさそうに可愛く笑う。
こんな調子で賑やかにバレーしていたら、他のコートが静かになる。
何か楽しそうに思えて、こちらが気になったとみえる。
こんな根性なしのいい加減な二人だが和気藹々として楽しかった。
とても信じられないかも知れないが、我がクラスは優勝したのだ!
次の日、担任の冷静な数学教師が興奮気味に我々を褒めてくれた。
「あんな元気なバレーは観た事がない!」と
俺たちも、あんな担任の嬉しそうな顔は初めて見た。
という想い出。