舞の師匠の手伝いに 奈良へ…
と 行っても車で 数分圏内ですが
久しぶりの 着物支度に手間を取り…
いえ！
前日の「お出かけ」で帰宅時間が遅くなり
睡眠優先で 直前で「着物合わせ」をし…
本来なら 楽しい時間
あの着物と この帯に帯揚げ…
所が 今回は「苦痛」でした
裏の支度や
出番の黒子を 殆どやる事になり
燭台出し→下げる
飾り縄出し→下げる
違う型の燭台出し
衣と扇子出し…
これらを 階段を上ったり下がったりを繰り返し
舞台におさめる
全て 置き場所が違い
動く方向も違う
すり足に 足掛け 引き足 跪座の姿勢
事前の数分のリハで
本番
ふてぶてしい性格からか
「本番に強い私」…が 油断してしまいました
燭台下げの時 段違いを降りた所で
バランスを崩し
ポトンと一滴 こぼしてしまいました
近くの お客さまが小声で
「落ちたよぉ～」
1メートル近くある燭台持って
舞台中 ご指摘あっても 拭けません
？考えたら 通る所は一緒なので
師匠に教えて貰った「八文字歩き」
別名 花魁歩き？
アレやって「足袋で床 拭けたわ～」
それ聞いてた師匠
そんなんしたら「破門や！」
…破門と云うか 今や「圏外弟子」の私
離れ過ぎてたせいか
師匠とは「距離」を感じる様になってました
それが 舞台に 表れたんでしょうね
「舞台人」である私の
許せない１日となりました
舞台が終わり
もう 月が出てました
五重塔が 「お疲れさま」と
暮れてる道を歩きながら
旦那さまに電話をすると
風邪で体調悪いのに
「迎えに行って上げようか…」
何故か 涙 一粒
今日あった 納得行かなかった事
すべて 労うてくれた感じがしました
迎えに来た目的は…
ヴィンテージGジャン
…買った
