先日 舞の師匠の会が 「菊水楼」で有り
旦那さまと 夜の「懐石」を頂いて来ました
…久しぶりに 出向いたのですが
玄関先から びっくり致しました
以前は 下足番の方がいらしたのですが
何と 「お靴のままで どうぞ…」
土足のままで上がるのは
一瞬 抵抗が有りましたが
恐る おそるです
舞台のある大広間
何度か この舞台で色々な演目を舞いました
思えば 「初舞台」の場所です
舞台の状態は 舞い手にとって
決して良いものでは無く
敷板が 所々ソリが会わず
すり足をすると 引っ掛ける事が有り
「茶音頭」を舞った時も
バランス崩して
危うく 尻もちを付く所でしたが
踏ん張って舞った 記憶が有ります
しかし 「照明」は 程良い加減の
「はんなり」とした灯りで
とても 風情が有ります
三階迄の階段を 「傷まないか…」
気にしながら 土足で上がりながら
これは「無いなぁ…」
「風情」を感じたり 楽しむと云う事は
「手間を惜しまない」事では無いでしょうか
私自身も 手間が掛かると 勝手な理由を付けて
以前より 着物を着ることが少なくなりましたが
着物好きの 旦那さまの為に
そろそろ 単衣のモノを出して見ましょう