池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(音源リンクしてます)

作品発表/音源付きPDF楽譜/CD

トランペット協奏曲完成

2011-12-28 | 作曲/大編成
トランペットとオーケストラのための作品が完成した。これは今年の5月下旬に完成した、トランペットと弦楽四重奏の五重奏曲が元になっており、更にそのトランペット・パートをアルトサックスにし、弦楽四重奏をピアノにしたものが11月に初演した《詩篇》。 . . . 本文を読む

新たな地平《幻想の水平線》

2010-04-03 | 作曲/大編成
現代音楽は一般的に苦悩、嘆き、孤独、死、怒り、戦い、恐怖、疑い、緊張、混沌、虚無…などの表現が得意だ。そこには大きな忘れものがある。新作の弦楽合奏曲は、ある種の現代音楽が抱えている、ロマン主義以降の「極限的な気合い」から脱したいと思って作曲した。プログラムノート【試聴リンク】 . . . 本文を読む

妥協無き大編成

2009-08-21 | 作曲/大編成
混声6部合唱付き4管編成オケ。五線の数は55段。ただ音楽を太らすのは簡単。対位法か和声。それ以前に太らすか単旋律のままか、という選択。それは技術で言いくるめるか、それとも生の声を率直にぶつけるか、の違い。【試聴リンク】 . . . 本文を読む

痛みの音楽

2009-05-22 | 作曲/大編成
合唱付き4管編成オーケストラの新作に着手。作品は、ある怪奇文学のテキストに拠る。音楽は天国にも地獄にもなり得る。痛みの音楽は有史以来、死者を悼む歌として演奏される最も根源的な音楽。【試聴リンク】 . . . 本文を読む

アモルファスはフォーカス可能か

2008-10-24 | 作曲/大編成
アモルファス…流動的に姿を変えるさま、形の無いさま。奇しくも語感・意味の似ている「アトマスフィア…雰囲気」の連続態と解釈できるだろうか。これは彫刻にとって、最も適さないモチーフに違いない。だが音楽なら出来る。むしろ音楽にしか出来ない、究極のモチーフ。【♫ 試聴リンク】 . . . 本文を読む

ウィンド・オケとメルカトル図法

2008-03-30 | 作曲/大編成
金管の咆哮と張り合うには、木管はその数倍の人数が必要。また、木管は細かい動きが可能なこともあり、スコアは必然的に上半分の木管セクションに音が埋め尽くされる。それでも木管が金管を圧倒する事は無く、ようやくそれほど多くない金管セクションとバランスを取ることが出来る。【♫ 試聴リンク】 . . . 本文を読む

YouTube

YouTube《Breeze in A》
'15年4月29日/バスフルート:山根尊典、ヴィブラフォン:會田瑞樹、ヴァイオリン:小林倫子、ヴィオラ:青木紀子、チェロ:大島 純、指揮:池田 悟

YouTube《Solitude》
'13年2月10日/バスフルート:山根尊典、ピアノ:池田 悟