トランペットとオーケストラのための作品が完成した。これは今年の5月下旬に完成した、トランペットと弦楽四重奏の五重奏曲が元になっており、更にそのトランペット・パートをアルトサックスにし、弦楽四重奏をピアノにしたものが11月に初演した《詩篇》。 . . . 本文を読む
一般的には合唱付きのオケにはどのくらい五線が要るの?ウワーッ 30段^!!!!!!! 感動! 全部埋めなきゃならない時、頭の中はどうなってるの?全パートが分かっているのか、それともパート間の関わり方によって作っていくのか? . . . 本文を読む
〆切の5日前くらいには、どう頑張っても間に合わないことがはっきりした。それでもどこまで出来るか追い込みをかけた。〆切間際は平時の倍ほど集中力が高まる。それが戻ってしまうのが惜しかったから。 . . . 本文を読む
現代音楽は一般的に苦悩、嘆き、孤独、死、怒り、戦い、恐怖、疑い、緊張、混沌、虚無…などの表現が得意だ。そこには大きな忘れものがある。新作の弦楽合奏曲は、ある種の現代音楽が抱えている、ロマン主義以降の「極限的な気合い」から脱したいと思って作曲した。プログラムノート【試聴リンク】 . . . 本文を読む
混声6部合唱付き4管編成オケ。五線の数は55段。ただ音楽を太らすのは簡単。対位法か和声。それ以前に太らすか単旋律のままか、という選択。それは技術で言いくるめるか、それとも生の声を率直にぶつけるか、の違い。【試聴リンク】 . . . 本文を読む
合唱付き4管編成オーケストラの新作に着手。作品は、ある怪奇文学のテキストに拠る。音楽は天国にも地獄にもなり得る。痛みの音楽は有史以来、死者を悼む歌として演奏される最も根源的な音楽。【試聴リンク】 . . . 本文を読む
大編成の作曲は、しっちゃかめっちゃかを整然と作ること。それは細い筆の集積。緻密な肉付けを施す前に、骨の段階で吟味する。凡庸な楽案が塗り重ねで立派になるのは、一種のごまかし。【♫ 試聴リンク】 . . . 本文を読む
弦のセクションを太い線で3声体にするにはどうするか。チェロとその1オクターブ低いコントラバスでバスの1声、内声はもちろんビオラ、主旋律もオクターブ重ねて第1バイオリンと第2バイオリン…しかしこうすると内声が弱い。 . . . 本文を読む
アモルファス…流動的に姿を変えるさま、形の無いさま。奇しくも語感・意味の似ている「アトマスフィア…雰囲気」の連続態と解釈できるだろうか。これは彫刻にとって、最も適さないモチーフに違いない。だが音楽なら出来る。むしろ音楽にしか出来ない、究極のモチーフ。【♫ 試聴リンク】 . . . 本文を読む
金管の咆哮と張り合うには、木管はその数倍の人数が必要。また、木管は細かい動きが可能なこともあり、スコアは必然的に上半分の木管セクションに音が埋め尽くされる。それでも木管が金管を圧倒する事は無く、ようやくそれほど多くない金管セクションとバランスを取ることが出来る。【♫ 試聴リンク】 . . . 本文を読む
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▶YouTube《Breeze in A》
'15年4月29日/バスフルート:山根尊典、ヴィブラフォン:會田瑞樹、ヴァイオリン:小林倫子、ヴィオラ:青木紀子、チェロ:大島 純、指揮:池田 悟
▶YouTube《Solitude》
'13年2月10日/バスフルート:山根尊典、ピアノ:池田 悟