シュルレアリスムとは、写実的に矛盾を描く、という事か。「行列」では、背景の遠近法と9人の裸婦の行列の遠近法が一致せず、後列の裸婦が実際以上に小さく描かれるなど、代表作の多くには歪んだ遠近法が認められた。 . . . 本文を読む
「レクイエム」の自筆ファクシミリ…五線は12段しかない。これで合唱付きオーケストラ・スコアが間に合うのだ。モーツァルトなら!(ピエール=フランソワ・ピュエシュ氏のコメントを追加しました) . . . 本文を読む
2007年に53歳で急逝するまで、極めて精緻な写実画のスタイルは一貫している。果物やビンや食器、食肉、魚、鳥の巣など日常的な物質は、画家の手にかかるとすべて生死の重さを感じさせる。 . . . 本文を読む
宗教作品とは何だろう?なぜ芸術のスタイルは変わっていくのか?…完璧さと芸術は必ずしも相容れないように思えるが、こと宗教作品に関しては完璧でなければだれも認めない。欠点は言うに及ばず、人間臭い魅力や自己主張さえ少しでも見えたら、それで終わりだ。 . . . 本文を読む
混沌のコントロールとカタストロフィー…現代、音楽作品を書く時、聴き手の心を惹きつけようとするなら、成否を分ける鍵となるのがこの2つだと僕は思う。埴谷雄高氏の「死霊」に、それがある。 . . . 本文を読む
デッサンの陳列を改めて見た。軽い胸騒ぎを覚えた。東大出身の画家、というのはどうなんだろう?これだけ精密なデッサンが描けたら写実画が上手いのは当たり前。その「当たり前」以上の域に到達するのか、しないのか…。 . . . 本文を読む
悳 俊彦展:銀座スルガ台画廊/氏は作曲家にもなりたかったそうで、音楽にめっぽう詳しく―実際、舞台音楽なども制作されるそう―僕と十数年来、懇意の間柄です。画風は武蔵野の風景画をライフワークにされていて、写実風で内省的、幻想的でもあり、日本画のような感じもします。 . . . 本文を読む
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▶YouTube《Breeze in A》
'15年4月29日/バスフルート:山根尊典、ヴィブラフォン:會田瑞樹、ヴァイオリン:小林倫子、ヴィオラ:青木紀子、チェロ:大島 純、指揮:池田 悟
▶YouTube《Solitude》
'13年2月10日/バスフルート:山根尊典、ピアノ:池田 悟