小学5年生の頃、即興するよう言われた。「出来るだけ怖い音を出してごらん」、僕は多分、短調のアダージョの断片のようなものを弾いただろう。ところが先生は、最低音域の不協和音をピアニッシモで延ばしたと思うや、高音の稲妻のような音を発した。これが音楽か? . . . 本文を読む
構成よりもシンセサイザーの音色を重視した一発録り、反復音楽のみのサンプル音源集/カラスが飛んできた/三味線・マリンバ・琴/ドロッピング/セッカチズム/ネコニャンニャン/尺八・アニマート/メービウスの帯【♫ 試聴リンク】 . . . 本文を読む
静大2年次、夏は海岸で水着になり、大学のフランス語テキストの「星の王子さま」やNHKのテキストを勉強した。夜は和声の勉強をしたり、自分のシンセで多重録音作品を作ったりした。幾つかの作品はアマチュアのコンテストに入賞した。 . . . 本文を読む
初学者はとかくオーケストラの音を重ねがち。複数の楽器をユニゾンで重ねた方がしっかり鳴ると思うのか、楽器の使い方として贅沢・斬新だと感じるのか、沢山音を書いた方が譜面の見た目が華やかで、本人の満足感が得られるからか。 . . . 本文を読む
シンプルな表現が最も難しい。一切変化しない、極めて均質な弾き方が出来ることが、表現の豊かさの前提条件となる。プロこそ、アマチュア芸術家がバカにするような地道な基礎練習を密かに続ける。 . . . 本文を読む
<第1期:1979~>静大時代。フーガ講習前後で二分される<第2期:'83~>藝大入学から日本音コン優勝の2年後まで<第3期:'91~>交響曲、弦楽四重奏曲、何百もの聴音課題、藝大受験指導。室内オペラ、オペレッタ<第4期:'99~>「管弦楽のささげもの」から国際コンクール入賞等<第5期:'10~>作風の確立<第6期:'20~>自己実現 . . . 本文を読む
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▶YouTube《Breeze in A》
'15年4月29日/バスフルート:山根尊典、ヴィブラフォン:會田瑞樹、ヴァイオリン:小林倫子、ヴィオラ:青木紀子、チェロ:大島 純、指揮:池田 悟
▶YouTube《Solitude》
'13年2月10日/バスフルート:山根尊典、ピアノ:池田 悟