鬼気迫る熱演、満員の聴衆…2月28日、拙作、ギターとマリンバのための《ブラウン×2 運動》初演。→「ブラウン運動」とは
《プログラムノート》
ギターは小さなオーケストラ、とベートーヴェンが言ったとか…
それなら僕はこう言おう。
―マリンバは小さな森―
バチがマリンバに衝突し、茶色いギターと茶色いマリンバがぶつかり合い、衝突によって次々に繰り出す動きはまるで
―茶色いブラウン運動―
そして最後に、雲散霧消。
(我がパトロン、島村元紹氏への献呈作品)
日本現代音楽協会「現代の音楽展2014」
協創の未来~“競楽”優勝・入賞者によるコラボレーションリサイタル
2014年2月28日(金)東京オペラシティ リサイタルホール / 19:00 開演
チケット(全自由席)前売一般 2,500円 | 当日一般 3,000円 | 学生 1,500円
《ブラウン×2 運動》の演奏者
山田 岳(ギター) / 會田瑞樹(マリンバ)
楽譜+全曲試聴
* * * * * 作曲過程 * * * * *
2013-11-23
一月前、ギターとマリンバの二重奏曲の作曲を始めた。
頭の中で楽想をいくつも思い描いてみる。時にはピアノで弾いてみる。6年前に買ったギターを再び手に取る。没頭し、無茶苦茶に色んな音を叩き出す。
マリンバの原理は簡単。幼児の頃、木琴は僕のおもちゃだった。問題は大きさ。5オクターブのものは長さが250cmほどもある。
丁度キッチンの端から端まで。しかも最低音域の1オクターブは最高音域の2オクターブ分くらい。
左手で最低音域のトレモロをしながら右手はどこまで届くのか、キッチンできちんと確かめる。
2013-12-03
新作を作曲する時、その楽器のCDをあちこちの図書館から十数枚ほど借り漁る。
気に入ったCDは購入し、何度も聴く。
だが作曲が進み、自分のやりたい事がはっきりしてくると、もうCDなど集めない。
この段階での新たな情報は雑音にしかならないから。
頭の中にあるプランがより鮮明に、より効果的に構築され、演奏されるよう、ひたすら試行錯誤するのみ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます