Universal Editionからオルガン作品を2曲出版しました:
《Ave & Passacaglia》(2021/24) 31ページ: €23.95。等倍サンプルページ10 (Show complete preview)、4分のダイジェスト音源、日英のプログラムノート (Show in JPN) 冒頭に全曲の音源リンク。
《Ave》(「アヴェ・マリア」に由来)は、池田の《弦楽六重奏曲》(2013年)が基になっている。この六重奏曲は第6倍音までの自然ハーモニックスだけで作曲されているため、全てのピッチはG dur の音階にCis, Gisを加えた9音のみ。《Ave》は2017年、オーケストラのための《Water Cycle》第1楽章としてオーケストレーションされ、2021年にオルガン用に編曲された。その際オルガンの音域に合わせて全体を半音下げている。続けて作曲された《Passacaglia》はバロック、ロマン派、そして現代へスタイルが自在に変貌する。オルガンのストップは、この曲を献呈された森亮子氏が所有するオルガンで、作曲者により実演された。
《サトミのための小品Ⅱ》(2012/22) 6ページ:€7.95。等倍サンプルページ3、全曲の音源、日英のプログラムノート。
ある日、池田は彼の作曲教室の生徒のサトミに、3つか4つのピッチを選んでもらい、その音で始まる曲を作って見せようと提案した。彼女は先生を困らせようと、わざと無調に聴こえる複音程を含む音を選んだ。この曲はそのC、Gis、D、Aのピッチを使ったもので、原曲はピアノのために、2012年に作曲された。
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