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TPPはどうなる

2011-11-06 13:41:01 | 日記
野田総理は、焦点のTPP参加問題について、近々決断する
意向と伝えられている。

テレビも新聞も、賛成と反対の各論者の意向を
淡々と報道するだけで、背景の説明が決定的に足りない。

国民が判断する材料がほとんどないなか、なし崩し的に
外堀が埋められて、ある日突然こうすると言われても、
対応に困るだけ。

私自身はといわれると、総論賛成だが、各論反対という
微妙な立場だ。

日本全体のことを考えると賛成するのが自然な流れだが、
しかし現実化すると間違いなく個人的に損するのが確実だから。

現役の社会人なら、まず賛成するのが有利というか、普通の
考え方だろう。

でも私のようにある年齢に達してしまうと、既存の制度に
あわせていろんな設計をしてしまうので、いまさら変えられる
と困ることが多々あるのだ。

ともあれ政治家は頭が痛いだろうとお察しする。

あちら立てればこちらが立たない。

アンビバレンツ。

与党も野党も、党内に反対・賛成の両論が入り乱れて、
集約は絶望的。

それならいっそ党議拘束なんてやめて、国会での投票で
決めれば。

その上で、賛成派・反対派それぞれが別の党を名乗り、
解散総選挙をやったら、政治がわかりやすくなること
間違いなし。

この現状はほとんど幕末維新の流れに似ている。

開国か攘夷かをめぐって争った150年前の日本。

それぞれにプラスマイナスがあり、どちらが正しいかは
誰にもわからない。

だが歴史の大きなうねりが流れを決めた。

結局は「開国」になってしまうのだろうが、
それまでには二幕も三幕も残されているとみる。

私にできることは、制度変更の被害を最小にとどめるよう
情報収集に努めることだけか。

アメリカンスタンダードの全面的押し付けだけは
願い下げだ。


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