ポルトガルの空の下で

ポルトガルの町や生活を写真とともに綴ります。また、日本恋しさに、子ども恋しさに思い出もエッセイに綴っています。

タパスレストラン「BeHer」

2017-09-12 10:32:44 | レストランと食べ物
2017年9月12日

市立図書館での土曜日の日本語コースは今年は9月の第4週目からになり、土曜日をまだのんびりしているところです。 
先週土曜日は、日本の知人に以前から依頼されていたアライオロス(arraiolos=ポルトガル南部の伝統的なハンドメイド絨毯のこと)の糸を探しにダウンタウンへ行って来ました。知人が言うにはアライオロス絨毯を作っているのだが、糸が足りなくなったと言うのです。

糸を売っている手芸店そのものが少ない上に指定の色があるもので見つからず、終いにはサンタ・カタリナ通りにあるアライオロス絨毯を売っている店へ足を運びました。
この店は随分昔に一度雑誌記事にするために取材にでかけたところでもあります。事情を話すと、嬉しいことに南部のアライオロス市から取り寄せてあげよう、と言ってくれました。

アライオロス絨毯については、いずれここで取り上げたいと思いますが、今日はその帰りに偶然見つけて寄ったタパスレストランの紹介です。

土曜日は仕事がなくゆっくり寝ている夫を横目に、わたしは10時からの図書館での二クラス授業に出勤します。帰宅はほぼ2時近くで、それからどこかのレストランに向かうには時間的に間に合いません。
それですぐ近くにあるレストランがわたしたちのキャンテーンみたいなものになっているのですが、かつてはよく気に入りの「タパス・レストラン」にも出かけたものです。12時半に開店し3時には一旦閉店するというレストランと違い、「タパス・レストラン」は一日中開いていますから。

タパス(tapas=tapaの複数形)はスペインの料理で、言ってみれば日本のおつまみのようなものです。魚肉、ハム類、卵、野菜、チーズ等を使った多種類の小皿料理で、主食を必要としません。色々な料理も少量だと、小食のわたしも食べられるというものです。

ところが、ポルトで行きつけのタパス・レストランを見つけると、しばらくすると閉店してしまうのです。思うに、小食のわたしにはよくても、ガッチリ食べるポルトガル人にはタパスレストラン量が少ない上に高いので人気が出ないのでしょう。今ではタパスレストランはほぼ姿を消しました。
ポルトガル式のタパスこと「Petisco」はあるのですが、タパスと比べ種類が少ない。たまにはいいんですけどね。
前置きが長くなりましたが、先週土曜日はアライオロス絨毯店まで付き合ってくれた夫と二人、帰りがけに車を駐車したSá de Bandeira通り(サンタ・カタリナ通りと平行する道)へ向かっていくと、あれ?と目に付いたのが上の写真です。

どうやら新しいようです。外から中をチラリ覗いてみて、入ろうとなりました。


ウエイターさんと話してみるとスペインからの進出で、数ヶ月前にオープンしたとのこと。

ビールもMahouというスペインのブランドでした。読み方は「マオウ」だそうです。飲んでみると味はなかなかいけます。ビール党のわたしは日本ならアサヒ、ポルトガルならスーパーボック、スペインはマオウと参りましょうか。



↑ワインもポルトガルのドウロワイン、アレンテージュワインとスペインの銘柄が揃えられています。
   
おしゃれなハイスツールの席  右はポプコーンと思ったら小さなショリース。歩きながら食べられるw


わたしたちのメニューはこれ。↑↓

なんと醤油つきの天ぷらも(笑) お腹いっぱいになりました。ビール4杯を含み二人で35ユーロ。

店名BerHerは経営者の名前Bernardo Hernandezから来ます。

★インフォーメーション:Rua Sá da Bandeira, 5894000-437 Porto
           営業:月~木 11:00~23:00 
              金・土 11:00~01:00


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