信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

2015/10 快晴の白馬五竜から野麦峠へ

2015年10月05日 | 北アルプス(北部)

こんにちは、信です。
季節は仲秋、第48候 水始涸(みず はじめて かる)になっています。
白馬の村も、まさしく実りの秋を迎えていました。

前回の地蔵ノ頭からの続きです。そろそろお腹がすいたので、降ります。
下りながら、もう一度この絶景をぐるり一周。

まずは五竜岳、右の肩は白岳。


大黒岳を挟んで唐松岳。


唐松岳と白馬三山。


左から白馬鑓ヶ岳、杓子、そして白馬(しろうま)岳、その右は小蓮華、白馬乗鞍岳。



そして稜線は白馬の街に落ちて、その先は雨飾山の頚城山塊の稜線へ。


新潟の秀峰 焼山、火打、妙高、そして信州に戻り乙妻-高妻山、戸隠、飯綱と続きます。


高妻、戸隠山のアップ。


そして志賀高原の山々から根子岳と四阿山、浅間山系と連なり・・


南は八ヶ岳、南アルプスまで。


素晴らしい絶景でした。



それにしても日差しが強く、暑いくらい。
少し下ると風が無くなって、余計に暑くなります。


実りの黄金色に輝く白馬の街。


その上を悠然と飛ぶ、パラグライダー。気持ちが良さそうです。


五竜植物園の上にある、可愛い山頂標。


ここからは南アルプスが見えます。



さよなら五竜さん。今度は登らせて下さい。
植物園を丹精込めて、世話をする職人さんがいます。
  

間もなく雪が降り、冬が訪れます。


秋の青空を謳歌するように、マツムシソウが咲いていました。
  

そしてゴンドラで一気に降下。


まだまだ紅葉はこれから楽しめそうですね。
エスカルプラザで、村男君に別れを告げます。
正式にはヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世、なかなかシュールなキャラクターです。
    

さて絵を撮り忘れましたが、白馬「そば神」で絶品の蕎麦と天ぷらを頂き、満足して一路南へ。
松本からR158に入り、風穴の里で休んで奈川渡ダムを左折、野麦峠に向かいます。


野麦峠からの乗鞍岳。


少し日は陰りましたが、これも美しい稜線です。


ここは1979年に映画化された「あゝ野麦峠」の舞台です。
飛騨古川の政井辰二郎さんと、その妹ミネさんの像です。


こちらは復元されたお助け小屋。宿泊も出来るそうです。


昔の峠道を歩いてみます。
    

ほどなく東屋が見えてきます。


峠に観音様が奉られており、飛騨側に政井ミネさんの石碑があります。
5年前に来た時は、周りに木があって乗鞍が見えなかったのですが、木を切ったようですね。
  

つらく苦しい糸繰りの仕事から解放されて、勇躍して家につながるこの坂を下りて行ったことでしょう。


美しい山並みです。


    

お助け小屋の裏山が綺麗でした。


それにしても12~13才の女の子たちが、この峠道を吹雪の中、行き来したというのは想像を絶します。
    

今は美しい楓も、昔そんなつらい女工たちを励ましたのでしょうか。


  

でも彼女たちがここを通ったのは真冬。大晦日から正月にかけてのお休みだけ。


この乗鞍の姿を見て「帰ってきた」という感慨に浸ったことでしょう。


明治から大正・昭和まで、富国強兵政策を支えた哀しい女工たちに思いをはせて。。
  

お助け小屋を後にして、野麦街道を進みます。


峠を下りてくると高根乗鞍湖に出ます。ダム湖ですね。
ここでR361木曽街道に出て右折します。
      

朝日町あたりでしょうか、夕日が綺麗でした。


  

お宿は高山のいつものホテル。
夕食は「三百両」さん、ビール・お酒も料理もすべて300~350円。


外人さんが多かったですね、あちらのガイドブックに載っているのでしょうか。
      

満腹になって、ほろ酔いでホテルに戻り、温泉に入って疲れを癒せました。


明日は久しぶりに新穂高ロープウェイに行ってみます。
でも先日、私は山から下りて行ったばかりですが・・まいっか。

おしまい。


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