信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

秋の北アルプス裏銀座縦走 ~8.水晶小屋~

2021年09月30日 | 北アルプス(南部)




お早うございます、信です。
もう令和3年度も折り返し、上期最終日になりました。

昨日、記念すべき第100代目のの総理大臣が、岸田さんに決まりました。
生真面目な、やや大人しい外務大臣が長い印象の岸田さんですが、自分がボスとなってどう変わってくれるのか

拉致被害者の会の飯塚会長が「岸田さん?あの人はダメだ、最初から何も決められない人だった」という手厳しいコメントが印象的です。
果たして「何も決めない、決められない」ボスになってしまうのか。この先を良く見ていきましょう。


さて今回の北アルプス縦走紀行も早や8回目です。
前泊移動のプロローグも含めて、やや飽きてきた読者の方も多いでしょう。

それでも私は山景のベタベタ貼りをやめません。若しかしたら病気かも知れません。
独りよがりも良い加減にしろと、声が聞こえそうですが我が道を往くだけです。

さてワリモ岳を越えて


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快晴の表銀座を右手に


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ワリモ北分岐に出ました


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置いてあるザックは水晶か、鷲羽に空身で登りに行った岳人たちがデポしたもの。
さすがに快晴のこの日は、ずいぶんと多かった。

そのザックの多さに戸惑い、また惑わされ、しばらく道を探してウロウロ
何と気が付いたら、またワリモ岳への登山道に戻っていました。

これが「黒部の怪」です(笑)




ウソです。単なる還暦ジジイの徘徊です。
そのまま斜面を左手に行けば、何てことはありません


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図体の大きな祖父岳に、改めて驚きます


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路傍に名残のトウヤクリンドウ


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これから水晶小屋(赤岳)に上がります


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年季の入った木道


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この北アルプス最深部の木道整備は、困難を極めるでしょう 
このコロナ禍で売り上げは激減し、機材購入もままならず人出もありません。

雲ノ平山荘では登山道整備のボランティア・ツアーを組んでいます。
期間は約1週間、それでも実働は2日だけ。宿泊・食事は全て山荘もちです。

もう少し私が若かったら、迷わず1ヵ月は逗留させてもらって登山道整備に勤しんだでしょう。


祖父岳からの登山道です


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間もなく赤岳頂上(水晶小屋)です


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懐かしい赤土の台地。ここに立つのは6年ぶり


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前回来たのは2015年の9月、裏銀座縦走の時でした。






表銀座、燕岳の長い稜線が延びる


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ハイマツの中に「あと10分」


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空が蒼い!


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昨日、断念した雲ノ平はすぐ左手


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祖父岳、三俣蓮華の北稜の先に黒部五郎


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黒部五郎小舎はこの北稜の真下にあります。







歩いてきた稜線を振り返る


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常念岳と槍の間に 富士山と塩見岳、南アルプス


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AM 9:00 水晶小屋分岐とうちゃこ


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懐かしい赤土の、脆そうな断崖


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2015年にはこちら側の尾根から登りましたが・・崩壊しています


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懐かしい裏銀座の稜線
登山道は左手の、水晶小屋直下に移されています


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長い東沢から黒部湖までの深い谷


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2015年の頃より、崩壊は目に見えて進んでいるようです


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そのうちに東沢乗越から水晶小屋までが、一番の難所になるかも知れません。
(でも2015年の写真を見直したら、そんなには変わっていませんでした)






正面にデンと聳える野口五郎岳


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そして後立山の山塊に続きます


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北の正面は立山


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イザ 参ろう


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憧れの漆黒の水晶岳へ


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雲ノ平を眼下に望みながら


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笠が見守ってくれている


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槍も背中を押してくれている


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それにしても凄いところに立っている水晶小屋


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待ってなさい


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明日は水晶岳の頂きから。


 撮影日: 9月21日
 撮影場所:水晶小屋(赤岳)


それでは皆様、ご機嫌よう。










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4 コメント

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Unknown (takayan)
2021-09-30 07:27:38
おはようございます。
毎朝素晴らしい山の風景を堪能しています。
それにしても素晴らしい青空に恵まれて、気分爽快での登山だったでしょうね。
デポされた誰かのザックもパンパンで重そうですが、
信さんはカメラ機材もあるので、もっと重いザックを背負っておられたのでしょうね。
リンドウも秋の装いといった姿ですね。

どの写真もシャキッとした写りで、朝から気分がスカッとする山岳風景です。
31、32番は本当に雄大な風景ですね。

28日は地元の田上不動寺の開帳で、上り2時間、
帰りは1時間半を歩いて、田上山(太神山・たなかみやま)を登って来ました。(600m程の山です)
今年の節分にもお参りしたのですが、その時と比べて
体力が低下しているのことを痛感しました。
今は筋肉痛で難儀しています(笑)
後期高齢者も目前ですので、やはり年相応といった感じです。
D4S1台だけ提げて行ったのですが、カメラの重さを実感しました(笑)

自民党の総裁が岸田さんに決まりましたね。
そんなに大きく変わる事はないとは思いますが、
菅さんよりは話し方は上手いように思います。
国民が投票できる選挙でもなく、前回同様に
派閥の思惑で選ばれた総理ですので、代わり映えもする事もなく、
そんなに期待も持てませんね。
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Unknown (はりさん)
2021-09-30 08:28:39
おはようございます。
ちょっとだけ旅に出たので朝の訪問ができませんでしたが
私は全く飽きることがないので山景をベタベタ貼ってくださいね。
今日はゆっくりとコーヒーを飲みながら拝見させてもらいました。
17番を見ていると随分遠くまで歩かれたことがわかります。
本当にアルプスの最深部にいるのが伝わってきます。
空はどこまでもの蒼く最高の山旅になりましたね。
返信する
太神山 ()
2021-09-30 08:36:53
takayan師匠>

お早うございます。
9月21日は夜半から放射冷却で、疑いようのない快晴を予感しましたから
夜明けを待たずに行動開始しました。
荷物はテントは三俣山荘テン場に置いたままなので、アタックザックでの移動です。
レンズ AF-S 28-300mm 1個とポカリ1本、それから水1lと、ソフトシェル1着くらいですから
カメラと合わせても4kg弱だったと思います。
お陰で軽やかに、快適な山登りになりました。
31,32番、有難うございます。

今回、後で出てきますが水晶小屋で、野口五郎・東沢乗越から来られた木の杖をつく、渋いオヤジさんにお会いしました。
話を聞いたら74才とのことで、私は大いに勇気を頂きました。
精進すればあと10年、この大先輩のように好きな山を続けられると。
この先輩は後で同じく三俣のテン場でお会いしました。

岸田さんは今日あたりもワイドニュースで盛んに話題になっていますが
これからの人事、そしてコロナ対策、そして何よりも経済対策でその人、考え方が露呈してくると思います。
あまり悲観的に考えるのもなんですが
やはり「働く政府」を掲げた菅さんの方が良かったとならないように、頑張って欲しいものです。
コメント有難うございます。
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お帰りなさい ()
2021-09-30 08:44:33
はりさん>

お早うございます。
長州の旅、如何でしたか?
また写真と、小気味の良いエッセイを楽しみにしています。
>私は全く飽きることがないので山景をベタベタ貼ってください
これは何よりの励ましのお言葉ですね。
調子に乗って1話100枚くらい貼ってしまいそうです。
まったくこの日は快晴に恵まれました。
でも翌日は冷たい雨になり、天国と地獄を味わった山行になりました。
この後、黒部源流域の紅葉も出てきます。
息を呑む美しさでした。
コメント有難うございます。
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