晴れ時々大雨~カメレオン日記~

人生晴れの日もあれば豪雨の日もあったり(^^)他人の不幸は蜜の味?!読んで笑って☆バタ子のトラブルドタバタ日記☆暇潰しに

子離れできない親

2020年11月02日 | 会社・仕事
今回のお話は、昔うちに入社してきた新入社員のお母さんのお話です。


その時は、4月に消費税が8%になるため(前回の消費税改定)、年明けから忙しくなることがわかっており、秋口から上司にいって1人アシスタントをつけてもらえるようお願いしてたんです。

12月1日に、中途採用で新入社員が何人か入ってきて、1人、私のチームに入れてもらえることになりました。

彼女はK川さんと言います。
体育大学を出たあとダンサーとして働いていたとのことで、大阪のかのテーマパークでダンサーをしたあと、こっちに戻ってきて家電屋さんかなんかの売り子として働き、そしてうちの会社に来たそうです。

K川さんは、27歳でしたが、前職の経歴からも、パソコンを使ったことがなかったのでパソコンの使い方から、名刺交換、電話の出方やメールの打ち方まで、とにかく新卒並みにおしえなければいけなかったのですが、
やる気も向上心もあり、毎日頑張っていました💡

私も、私の既存のアシスタントの子も、エクセルやメールも含めたパソコンが使えないことに関してはしょうがないと思っていましたし、それに対してきつくあたるようなことはありませんでした。

12月はちょうど閑散期で暇なこともあり教える時間もありましたし、パソコンを覚えることはK川さんにとっても今後のスキルになるし、
とりあえずうちの仕事をこなすにも必須だったので、根気よく教え、K川さんもだんだんと覚えていきました(о´∀`о)

ただ、入社したばかりでいきなり残業、というわけにはいかないので、定時になれば帰るように促していましたが、
K川さんは、新しい仕事に希望とやる気を持っていたので、毎日1時間位残ってその日の復習をしたり、
見積などは練習問題をといたり、本当によくがんばっていました。

そんなK川さんですが、
転職した目的の1つとして、『1人暮らし』がありました。

彼女の家は、彼女が子供の頃に親が離婚しており、母親と2人暮らしでしたが、
彼女の大学が決まって通うには通いので1人暮らしをしようとした際も、
母親が心配してついてきて、彼女が就職して大阪に住んだ際も、さらに転職して東京に戻ってきた際も、やはり母親が一緒についてきたそうです。

うちの会社は面接の時に、
『春と秋の繁忙期の際は、人によっては毎日夜遅くまで残業することがある』
と聞いていたK川さんは、
この機会に母親を説得して、会社のそばに1人暮らししたい!と言っていました。

K川さんの願いは、30代を目前にして、それぞれ親離れ、子離れでした。

K川さんは、ダンサーをやっていたということもあって、引き締まった身体にスタイル抜群で、顔も割ときれいな顔立ちをしていたので、
絶対モテると思っていたのですが、27歳にして今だに門限があり、携帯電話の電話帳やメール・着信履歴なども母親がチェック😱するため、
彼氏いない歴=年齢だとたまに不満を語っていました😱😱😱
(この年齢で母親が携帯チェックとは😵💧)

私や既存のアシスタントの子は、

さすがに母親が子供にべったりすぎるし
子供に対する束縛や監視も尋常じゃないな~(´д`|||)

とは思っていましたが、
K川さんがそこまで深刻にとらえていなかったので、

「そうなんだ~💦大変だね。
でもお母さん、寂しいんじゃないかな~😄

とか

「お母さん心配なんだよ~😅」

なんて言って軽く流していたんですよね。


それから数週間後。。
K川さんもだいぶパソコンには慣れてきて、実務の方などをいろいろ教え、そうこうする内に年内最終日となりました。
年末の大掃除をして、

「来年は、お二人の戦力になれるよう、全力で頑張りますね❗(*≧∀≦*)」

って、K川さんは笑顔で年末年始の休みに入ったわけですが、
年明けの1/5の仕事初めの日。

就業時間もそろそろ始まろうかという頃、
会社の代表番号に1本の電話がきました。
管理部門で電話をでた事務の女性が困ったように課長に電話の取り次ぎを依頼してきたので、課長が電話にでると、
相手はK川さんのお母さんでした(;・ω・)

内容は、こんな感じです。

K母「私、K川●子の母親ですが、娘は会社辞めさせるんで!😠」

課長「えっ?!どういうことですか?
なんかありましたか?」

K母「うちの娘は本当に良い子なんで、はっきり言いませんけど、
入って早々毎日遅くまで残業させたり、
1月からは1人暮らししないとやれないくらい仕事が忙しくなるそうじゃないですかっ
親としてはそんなこと許せません❗」

(こっちから言って残業させたことはないし、残ってても1時間とかだし💧1人暮らしも本人がしたい、と言っていたのであって、こっちから1人暮らしを薦めたこともない😵)

課長「(;・ω・)12月はそんなに遅く帰ってないはずですが。。。」

(うちは定時が18時、K川さんは30分~1時間は残っていましたが遅くまで、、というのは。。)

K母「だって帰りが毎日20時過ぎですよ💢
うちは門限が20時なんです😠
夕御飯が一緒に食べられません❗
それに1人暮らしなんてもっての他です💢💢」

(通勤時間を考えてますかー😅)

課長「あ、あの💦お母さんの言いたいことはわかりました(´д`|||)
ただこういうことは本人に話を聞いてみないと、本人が辛い思いしたとか、何かあるなら話をしたいんで💦💦
会社を辞めたいのはご本人の意思なんですかΣ(´□`;)?」

K母「うちの娘は本当に素直で良い子なんです(`Δ´)会社の人と話して会社の不満言えるような子じゃないんです❗
会社の人と話をしたら、良い子なんで絶対辞めないとか言い出すに決まってます❗
私は母親なのであの子がはっきり言えないことはわかってるんです!
とにかく辞めさせます❗」

課長「あの、でもですね、会社のデスクに私物があったり、退職の書類にも本人のサインが必要になったりするんで、一旦本人と話をさせてもらっていいですか💦💦」

K母「私物は送ってください❗
書類も送ればいい話でしょ(*`Д´)ノ!!!
うちの子と話をして、またうちの子を騙そうとしてるんでしょ💢
訴えますよ💢


(ー_ー;)
うちの会社にもとうとうモンスターペアレント上陸ですわ💧
『うちの子は良い子』を連発・・・
門限20時なんかい~⤵️⤵️

課長が電話を切った後、私と私のアシスタントの子2人とも、上司から呼び出されて、
パワハラがなかったか不当残業がなかったかなど形式的な面談がありましたが、
ほとんどK川さんの母親の電話のヒステリックさの愚痴で終わりました(^_^;)))

結局、退職手続きも私物の件も、お母さんが全て処理して、最後まで本人と話をさせてくれなかったので、本人が本当に辞めたかったのかは謎のままです(ー_ー;)

それに、K川さんは、今までの前職の仕事について語るとき、すごく楽しそうに語っていたんです。
なんで辞めたのか聞いたことがありますが、

「母親に向いてないって言われたから」

と言っていました。。。
この電話の一件を考えると、お母さんが電話して辞めさせたんだろう😒と。

K川さんは、確かに優しい子でしたが、母親に自分の人生まで委ねてしまっているあたり、彼女も親離れできていないんだと思います。

課長ははっきり言いませんでしたが、私たちのことも相当悪魔の先輩のごとく言っていたようなので、
冗談で、「さ、刺されないように気を付けよう😆💦」なんて言っていました(笑)

あれから6年。
彼女も30代半ばに差し掛かる頃ですが、仕事や恋愛がうまくいっていることを祈るばかりです( ノД`)…

ま、あんなに干渉してくる母親じゃ無理かもしれませんが。。


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