2月24日(金)~25(土)まで再び宮城県亘理郡に復興支援ボランティアにいってきました
この日は本来であれば被災したイチゴ農家の農地に埋もれた瓦礫等のゴミ拾いをする予定でしたが、雪がすごくて残念ながら中止になりました。
なので行って帰ってきて終わってしまったんです
ただいろいろ地元の方に復興状況等お話が聞けたのと、同じボランティアに参加された方々とバスの中でお話できたので、よかったと思います
ボランティアに来て迷惑かけてもしょうがないですから
ちなみに宮城県の亘理の辺りは本来ほとんど雪が降らないところだそうで、年に1~2度首都圏で降るような雪が降る程度なんだそうです。
この日も朝方に雨が雪に変わり、今シーズンで一番というような降りっぷり。
私の雨女パワーがこんなところで
本来この日の作業は農地に埋まっている瓦礫やゴミの掘出し作業でしたが、その現場は雪で埋もれている上、数分立っているだけでもびしょ濡れになるような雪で、一応現地についてすぐ参加者の代表数人とJAの方と支援の会のコーディネーターの方と何かできないか緊急ミーティングで知恵を絞ったのですが、土曜日ということで市役所もお休なので、やれることも見当たらず、JAの方や農家の方も作業の準備や指導のために待機していてくれたのですが、さすがに中止となりました。
悔しいけれどしょうがないです(2度目)
そして改めて、自分たちはボランティアできているのだから迷惑をかけてはいけないと自覚させられました。
せっかく来たのにって思いはあくまでこちらの思いであって、本来ボランティアという立場がどういう立場でなければいけないか、考えるいい機会となりました。
とはいえ、JAの職員の方のご厚意により被害の最も酷かった被災地をバスで案内していただき、復興状況等お話を聞くことができました。
途中バスを降りて数ヶ月前に見たJA管轄の集荷倉庫を見せていただきましたが、窓ガラスは割れたまま、壁には私たちの身長を軽く超えるところにくっきりと津波の痕跡を残したままではありましたが、
※扉の上の方にある泥の跡がこの辺りにきた津波の高さ
倉庫内は数ヶ月前に見たときは瓦礫や泥まみれだった様相が一変してとても綺麗に片付いていました。
支援の会のボランティアの方たちや地元の方が片付けたのだそうです
Before
After
ただ集荷倉庫周辺の、ちょっと遠くから見たら建造物かはたまた堤防と見間違えるような自衛隊の方たちが一生懸命集めた巨大な瓦礫の山たちは、ひっそりと雪を被りその悲惨な情景を潜めているように見えました。
バスで被災地をめぐる中で、震災からもうすぐ1年はたとうという中、
1階部分が柱だけしかない家もいまだ点在し、また町営の集合住宅だと聞いた平屋のアパートの家々は震災のあの日から人々に忘れ去られたかのように津波の直後さながらの手付かずの状態で、破れた窓ガラスと津波の泥を被りながら室内に散乱する家財道具が不気味なほど生々しく、これらの家の人々の無事なんだろうかと、いたく胸に突き刺さるものを感じながら、再びこの地にまた来ようと誓いました。
一見雪がかぶり何もないように見える平坦な場所も、まだまだ瓦礫やゴミがたくさん埋もれているそうです
被災地を巡ったあと、私たちはJAの方の機転とご厚意で、地元の農産物を直売しているふれあいセンターに連れてっていただきました。
私が参加しているこの支援の会の参加者たちはリピーターが1/3を占めているそうで、こちらのふれあいセンターに並べられているイチゴを見て感慨深く思った方も多かったと思います
この会の去年の目的の1つは、ハウスが流されていない農家さんの今シーズンの出荷に間に合わせる!ということだったからです。
私も5月の泥かきから始めて苗の育苗のお手伝いと節々ではありますが、お手伝いさせていただいたことのいろんな思い出を思い出しながら、“よかった”という気持ちと“まだまだ復興は始まったばかりだからまた頑張ろう”というその2つの気持ちだけがぐるぐるとめぐっていました。
実は12月に去年ボランティアでお手伝いさせていただいた農家さんの1つから、「なんとか今年出荷することができました」とお礼のお手紙とともにイチゴが送られてきたんです
思わず涙がでちゃいました
だって送るのだってお金がかかるわけですし、一期一会のご縁でたまたまお手伝いさせていただいたどこの誰ともしらぬ私なんかに
ただいろいろと他の状況等わからなかったので、あえてブログにのせることは控えました。
もう少ししたら改めてそのことを書こうと思います
さて、今回は作業はできなかったけれど、被災地でものを購入することも支援の一環です
もちろん、“とちおとめ”と“もういっこ”の2種類のイチゴを購入しました
宮城県のイチゴって関東では流通の関係でなかなか手に入らないので本当によかったです。
“とちおとめ”は栃木県から復興支援で贈られた100万本の苗から育った絆のイチゴたち。
“もういっこ”は宮城県本来の品種で、津波の被害により激減してしまった希望のイチゴたち。
どちらも人々の優しさや願いがこめられた貴重なイチゴです
パッケージには
“感謝の心 ~復活へ~”
というラベルが貼られていました
帰りのバスの中で参加者たちの自己紹介をしました。
震災以降毎週のようにボランティアに行っている方や遠く愛知県から都内に宿をとってわざわざ参加したご夫婦、大学生や70過ぎのおじさま、若い女性1人での参加の方もたくさんいました。
参加の背景や動機・きっかけ、年齢も様々でしたが、はっきり言えることはただ1つ。
震災復興への願いです。
復興へはまだまだボランティアや寄付といった支援が必要です
ボランティアだけで言うと現在はピーク時の1/10まで減ってしまったそうです。(冬っていうのもありますが)
このブログを読んでくれた方の1人でも多くの方がボランティアに参加していただけたら、または違う形でもいいので支援を忘れないでいてくれたらと思います
0泊2日池袋発ボランティアバスツアー
東日本大震災被災地支援の会
http://hisaiti-24h-shien.mo-blog.jp/
いちご農家復興支援一口オーナー制度
宮城県特産品種 苺「もういっこ」復興支援プロジェクト
http://hisaiti-24h-shien.mo-blog.jp/hitokuti/
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私は晴れ男を自負していたのですが、バタ子さんのパワーには負けましたね。
実は5月からボランティアを受入して、初めての中止だったんです。残念でなりません。
でも、産直でイチゴに出会えた事を喜んでもらい、少し救われた気がします。
またお会いできるのを楽しみにしています。
ステッカーありがとうございました(^o^)丿
申し訳なかったなんて、とんでもないです!
いろんな意味で結果的には意味のある時間がすごせたと思ってます(^^♪
私も継続していきたいと思ってますので、またよろしくお願いいたします!