スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

『絶句』杜甫

2023-10-23 05:00:00 | 筆文字に親しむ


『絶句』杜甫
「江碧鳥愈白 山青花欲然 今春看又過 何日是帰年」

川は青緑色、鳥はいっそう白く見える。山は青々と、花は燃えるように赤い。
今年の春もみるみるまた過ぎてしまう。いつになったら故郷に帰ることができるのだろう。



『悠然得佳趣』

2023-10-18 05:00:00 | 筆文字に親しむ


『悠然得佳趣』 
悠然(ゆうぜん)として佳趣(かしゅ)を得(う)る 
 心身がゆったりと落ち着けば佳き趣味を領得できる。

『雲開萬壑春』
「雲は開く萬壑(がく)の春」くもひらくばんかくのはる。
 雲が晴れて多くの谷が春をむかえる。

『一葉落知天下秋』(いちようおちててんかのあきをしる) 
わずかな現象を見て、大勢を予見することのたとえ。
 他の木より早く落葉する梧(あお)桐(ぎり)の葉の一枚が落ちるのを見て、秋が来たのを知る。

『瑞気満梅花』(ずいき ばいかにみつ) 
 めでたい春の気が梅の花に満ちている。


「五体墨場必携」などを参考に書いてみました。


『梅花呈秀色』

2023-10-16 05:00:00 | 筆文字に親しむ


『梅花呈秀色』
「梅花秀色を呈す」ばいかしゅうしょくをていす。
百花にさきがけして咲く梅の花は、優れた色を呈しています。

『春逐鳥聲開』
春は鳥声(ちょうせい)を逐(お)って開くという禅語。
春というものが、鳥のさえずりを追うようにして訪れる。

『花落暁風静』
「花 落 暁 風 静 鳥 啼 春 日 遅」~花落ち暁風静か 鳥啼いて春日遅し~
夜明けの風は静かにそよ吹いて 花が音もなく散り
鳥が鳴き、穏やかな春の日の一日はゆっくりと流れていく。