昨日は京都と奈良の境、京都府木津川市加茂町にある「浄瑠璃寺」と「岩船寺(がんせんじ)」を訪ねた。
まずは、浄瑠璃寺へ。
山門手前の両脇にはかなりの樹齢である「馬酔木(あしび)の木」が出迎えてくれる。
境内には、藤原時代に造られた「浄瑠璃寺庭園(特別名勝及び史跡)」があり、境内中央にある池を挟んで、三重塔側を「此岸」、そして本堂側を「彼岸」とし、太陽が出る東方の浄土に「薬師如来」を、そして太陽が沈む西方浄土に「阿弥陀如来」をまつっているのだ。
比較的こじんまりとした寺内には国宝・重文級が数多くある。
まず国宝としては、「九体阿弥陀如来像」「九体阿弥陀堂」「三重塔」「四天王像」があり、いずれも藤原時代の作である。
また、「子安地蔵菩薩像(藤原時代)」や「不動明王(鎌倉時代)」などの重文がある。いずれも堂内撮影禁止のため、紹介できない。
このお寺は「関西花の寺・16番霊場」に選ばれている。
春は馬酔木・サンシュユ・桜・あやめ、夏はカキツバタ・紫陽花・桔梗・百日紅、秋は萩・モミジ・当尾柿、冬は千両・万両・水仙などが咲き誇るのです。
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本堂の軒先から中央の池を挟んで、東側(此岸)の薬師如来が安置されている三重塔を臨む。
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紅葉の中の国宝・三重塔。平安末期治承2年(1178年)に京都一条大宮から移されたもの。元は仏舎利を納めていたとも・・・。
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池の縁にあった石鉢(これが永年4年のもの?)を手前にして東方を望む。訪れた時間が悪かったのか、三重塔に陽が当らず・・・暗くて・・失敗だ。
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本堂前のモミジは真っ赤になっていた。この木の下は、三脚を構えたアマ・カメラマンが多くて・・。
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本堂の縁側から池を見ると・・・すごく綺麗だ。
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境内に建っていた案内板。もう少し、立派なほうが・・・。国宝もあることだし・・・。
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山門の手前にあった、食事処「あ志び乃店」 。「山菜そば定食」には山百合の佃煮が付いており、美味かった。隣の人は、「しそジュース」。コーヒーのマドラーは炭。「時々、HPを覗かせてもらていますよ」、との返事に「なかなか更新できなくて・・。庭の手入れもできなくて・・・」。午後2時近くになっても途切れない客の応対に走り回っておられた。
<追加>
本堂などで飾ってあった花たち。さすが「花の寺」です。
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(おまけ)
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参道にあった無人の販売所。お漬物が100円だぁ!。思わず、買ってしまった。
そして、柿の木が、聳えていました。まだ、熟した実がついております。
こんなお寺で腰を下ろして、庭などを眺めながら物思いにふけると落ち着けますね
それから写真をパチり
三脚を構えたカメラマンに少々閉口したようですね、今度の大和路のお寺でも三脚の長い足を伸ばしたまま肩に担いで移動している人がおりましたネ
マナーを良くしたいですね
「あ志び乃店」のHP見ました。メニューを見て納得。みんな美味しそうでリーズナブル。
店主の細かい心遣いが見えました。
あ志び乃店の栗入りアイス、お勧めです(^o^)
ここの吉祥天によく似た、色白でぽっちゃりした可愛い友人がいるのです。
初めて吉祥天を拝見した時、あっ、まみちゃんだ!って
思ったくらい。それから浄瑠璃寺はなんとなく親しみの
あるお寺になりました。
門前の馬酔木の花は堀辰雄が「大和路より」…だったか?に
堀辰雄夫人が「これがあなたのお好きな馬酔木なのね」と
両の手でそっと包んだと書かれてありました。
堀辰雄ファンの私は、同じことをしてみたことがあるのです。
久しく浄瑠璃寺に行ってないなあ、と懐かしく思い出しました。
「あ志び乃店」も趣きのあるいいお店で、必ず立ち寄るようにしています。ここの店のあまり手入れのしていない(お店が忙しくてできない)自然のままのお庭が気に入っています。
紅葉の頃も良いですが、春の景色も又素晴らしいですよ。