スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

石舞台の石室に佇む

2023-12-16 05:00:00 | アーカイブ・PHOTO 冬化粧のころ
この日は、寒い日だった。
先ほどまでは小雨が降っていて、シンシンと冷える。
珍しく観光客も居なくて、吾輩一人だけ。

こんな墓の中で居たらどんな心境になるのだろうか。
そんな思いを持ちながら・・・墓の内部の石積みを撮っていた。
石の一つ一つの表情が面白い。
石組の隙間から差し込む光が・・・綺麗だった。

石室の中は、ものすごく冷える。約40分ほど留まった。

黄泉の世界から出ると・・・ホッとした気持ちになった。




▲2018.12.12撮影














▲2018.12.12撮影


般若心経『五蘊 色受想行識』

2023-12-15 05:00:00 | 刻字(酷字)の真似事


「五蘊 色受想行識」
「般若心経」の中から、これらの言葉を選び、呉昌碩の臨石鼓文字で臨刻してみました。

五蘊とは、人間は1つの肉体的要素と、4つの精神的要素の、合わせて5つの要素で構成されていると説く仏教の思想です。
色 → 物体
受 → 感受
想 → 表象
行 → 意志
識 → 認識

色、受、想、行、識の5つのうち、「色」だけは物質的なもの、物体を意味する言葉です。
人間でいえば肉体です。
つまり人間の形をなしているものはすべて「色」に分類されます。

残りの受、想、行、識はすべて精神的な作用を意味しています。
「受」は、私たちの知覚、物事を感じることを意味します。
「想」は、受で感じ取ったもの事が何なのかということを理解することです。
「行」は、受・想と来て判断した物事に対して、意思を持って何か行動に移そうとする心の働きを意味します。
「識」は、感じたものに対して、それを認識する働きを意味します。


 以上のことから、「五蘊」を上部に、下部の中央に「色」を配し、周りに4文字をいれてみました。
 こんなことすると、仏教関係者に叱られるかもしれませんが・・・。

 いろいろ考えた挙句、このようなデザインにしてみました。
 我が家の仏壇横に飾っております。

  ネットで購入の桂板 (69×24×4cm)  文字は金箔貼り、岩絵の具。


忍坂山(外鎌山)からの眺望

2023-12-14 05:00:00 | アーカイブ・PHOTO 冬化粧のころ
万葉集に詠われた忍坂山(おさかのやま)<外鎌山>の頂上から大和平野が広がる光景です。

三輪山、大和三山、二上山、生駒・金剛・葛城の山々が連なります。

茜色に染まるころ、しばし見とれていました。

このころは、頂上まで登れたのですが・・・今は体力的にとても無理。

懐かしく思い出しております。


▲2011.12.11撮影 右側に三輪山が望めます。


▲2011.12.11撮影 右奥に二上山が、そして手前に耳成山、左に畝傍山、香久山と続きます。


▲2011.12.11撮影 


▲2011.12.11撮影 


▲2011.12.11撮影 中和幹線道が西に向かって伸びていきます。


▲2011.12.11撮影 葛城山に陽が落ちます。




『源』

2023-12-13 05:00:00 | 刻字(酷字)の真似事


『源』「みなもと」

 龍顔の書体。旧字体 中国南北朝時代、南朝の宗で458年に建てられた地元豪族の墓碑に刻まれた書体。

 もっと、丁寧に彫って・・・色付けしなければダメですね。初期の作のためご勘弁を・・・。


  もくもく館で無料のケヤキ。(11×14.5×3cm)