てるてるぼうず

好きな事、興味のある事を気まぐれに綴っています。明日も晴れますように。

「トランスアメリカ」

2007年01月30日 | 映画
「トランスアメリカ」

すごく観たかったのだけど、近くの映画館では上映されなくて、DVDになるのを待ちかねて観た。

去年の78回アカデミー賞の、主演女優賞、歌曲賞にノミネートされたけど、残念ながらオスカーは逃した作品。




ストーリーは・・・

自分が男性である事に違和感を持ち、普通の女性として、LAで暮らすブリー。
彼女は、肉体的にも、女性になるための最後の手術を控えていた。

そんな彼女の元に、ある日、突然の電話がかかってくる。
それは、NYの警察からで、ブリーが、まだ、’スタンレー’という男性として生きていた頃に出来た息子、トビーを身元引き受けに来てくれ、というものだった。

「息子」と言う事にとまどいながらも、仕方なくNYに飛んだブリー。
彼女は、教会から派遣されたボランティアの女性だとして、トビーを養父の元に送り返そうと思い立つ。

父親と名乗れない女性ブリーと、愛されると言うことを知らずに育った少年トビーの、不思議な親子の大陸横断の旅が始まる。



主演の女優、フェリシティ・ハフマンが、「性同一性障害に悩む男性で、今は女性として生きている」という男性を演じる。
ややこしい・・・
が、もう、すごく素敵だったー!フェリシティ!




父親だと名乗らずに、養父の元へ返してしまおうと、最初は思うのだけど、旅をするうちに、トビーが養父に「男娼」のような扱いを受けていた事を知り、知らず知らずのうちに、親としての愛情が芽生えてくる様子が、時折、コミカルな様子も交えながら、穏やかに、少し切なく描かれている。

ゆっくりと、映画のなかに引き込まれていく感じ。

息子のトビーを演じる、ケヴィン・セガーズは、リバー・フェニックスの再来と言われているそうだけど。

なるほど・・・・エキゾチックな甘さを秘めた風貌は、この先も楽しみだ



ラストも、何気ない雰囲気のまま、静かにエンディングになるのが、なんとも、優しくていい





トランスアメリカ

松竹

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コメント (2)
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