今から数年前の事です。
高知市内のある病院に入院しているのだと姉から連絡があり、早速母と一緒に高知県へ車で向かう事にしました。
高知インターを降り、高知駅に到着してすぐに姉の携帯に連絡をいれると駅まで迎えに行くとの事で、暫くすると姉が手を振って迎えに来てくれ母と3人で姉の病室へと向かいました。
病室でどんな話をしたか覚えていませんが、せっかく高知県に来たのだから何処か3人で観光に行く話になり、まずは桂浜へ・・・。
お土産物屋さんの前に車を止め、浜辺を歩いたり竜馬像の前で写真を撮ったり、最後にお土産屋さんでちゃっかり買い物をし次の目的地へと出発です。
どれくらい運転したのか覚えていませんが、到着したのは室戸岬。
ドドーンと広がる大きな海と青く澄み渡る青い空が私の目に飛び込んで来ました。
3人で海の近くまで歩いて行ったその時、姉が1人で海の方へとゆっくりと近づいて行きました。
「どこ行きよんねや、そっちへ行ったら危ないで、帰っておいで」そう声をかけましたがまっすぐ海の方へ一歩また一歩と進み、一瞬「そのまま海に沈んで二度と戻らなくなるのではないか」そんな事が私の脳裏をよぎりました。
姉は冷たい海のすぐ手前でしゃがみ込み、海水に手をつけ「あ~冷た~、やっぱり冷たいわ~」と言いながら私達の方へ戻って来ました。
もし姉が一人でその場にいたら深い冷たい海の中へと消えてしまっていたかも知れません。
それが「そううつ病の怖さ」だと思いました。
その事を思えば、今はだいぶんましになっている様です。谷底に突き落された様な孤独感や不安感からほんの少しでも解放されるにはいったいどうしていいのか私には分かりません。
私に出来る事は、神様に「助けて下さい」とお祈りするばかりです。 ♪絆♪
高知市内のある病院に入院しているのだと姉から連絡があり、早速母と一緒に高知県へ車で向かう事にしました。
高知インターを降り、高知駅に到着してすぐに姉の携帯に連絡をいれると駅まで迎えに行くとの事で、暫くすると姉が手を振って迎えに来てくれ母と3人で姉の病室へと向かいました。
病室でどんな話をしたか覚えていませんが、せっかく高知県に来たのだから何処か3人で観光に行く話になり、まずは桂浜へ・・・。
お土産物屋さんの前に車を止め、浜辺を歩いたり竜馬像の前で写真を撮ったり、最後にお土産屋さんでちゃっかり買い物をし次の目的地へと出発です。
どれくらい運転したのか覚えていませんが、到着したのは室戸岬。
ドドーンと広がる大きな海と青く澄み渡る青い空が私の目に飛び込んで来ました。
3人で海の近くまで歩いて行ったその時、姉が1人で海の方へとゆっくりと近づいて行きました。
「どこ行きよんねや、そっちへ行ったら危ないで、帰っておいで」そう声をかけましたがまっすぐ海の方へ一歩また一歩と進み、一瞬「そのまま海に沈んで二度と戻らなくなるのではないか」そんな事が私の脳裏をよぎりました。
姉は冷たい海のすぐ手前でしゃがみ込み、海水に手をつけ「あ~冷た~、やっぱり冷たいわ~」と言いながら私達の方へ戻って来ました。
もし姉が一人でその場にいたら深い冷たい海の中へと消えてしまっていたかも知れません。
それが「そううつ病の怖さ」だと思いました。
その事を思えば、今はだいぶんましになっている様です。谷底に突き落された様な孤独感や不安感からほんの少しでも解放されるにはいったいどうしていいのか私には分かりません。
私に出来る事は、神様に「助けて下さい」とお祈りするばかりです。 ♪絆♪