透析の関係の方のお話しで妻の友人が頭に浮かんだ。
妻とは母親程の年上。その方に妻が招かれた。
付き添いで私もお供を。
私にはあまり興味のない時間が続いた。耳を傾けたのは
透析のお話。それとこの方は予想外にハチャメチャ。
堅実な割に進歩的な生き方。
この方のご兄弟は裁判官、司法界でご活躍中。
この方は運命は自分で切り開くものと生きてきたと。
ただこの年になり始めて運命には従うしかないと思うと。
その時はらしくないなと聞き流していた。
自分が年老いて初めて私も同じ感想を持った。若い頃は
目標に向かって理想の社会を目指した。
結婚してその努力は挫折した。しかし若い時に関りを持っ
た方たちとは交流が続き助けられた。
昨日の透析の方は国立病院の看護婦さんで組合の役員。
何かの会合で知り個人的にもお話もした。妻が透析に通い
そこで再会。後になり妻にも話した。
腎臓の医師の中には知り合いがいた。看護師さんにも。
心強かった。透析に通う道中も若い頃よく歩いた街を通る。
仕事先にも顔見知りがいた。その中で透析と仕事をした。
導かれるように過ごした。今はすっかり運命と悟った。