祥月命日

今日が妻の祥月命日。だからと言って普段の毎日と変わることはない。この四月からは

町内の役も終わり固定電話も取り外し外からの働きかけは消えた。こんな日常は子供の

時を除いて初めてだ。朝から食事の準備掃除洗濯と天気を見ながらの布団干しをする。

昔の主婦ならば当たり前の作業だった。でも今は働きに出なくてはなり立たない。

それだけ手軽な労働力という事です。コロナの前は労働力不足だったのだが今はより取

り見取り。飲食業への労働力が不要になったという事だ。産業界は好況。金余り。災害

は多ければ多いほど活況になる。昨年全く外に出られなかったこともあり家内のお友達

私のお友達の方々に全くお世話になりっぱなし。ささやかではあるがこれが最後になる

かもしれないお返しをしたい。家内が好んで食べていたお菓子、安物ではあるがそれを

選んでみた。最後の審判に備えて一日毎に戻って悔悟の日々。焼きそばも満足にできな

かったのが出汁を取りお寿司もつけお菓子さえも作れるようになった。一番教えられた

のは経理の　大切さ経営ということ。今でも生活は支えられている。花をめでる心、お

茶をたしなむ心を教えられた。生活のすべての道筋を教えられた。