孫の繁栄の言葉が連なる。妹夫婦も既に先に行き一人娘も子をなす事は望めない。
ここで延々と続いてきたであろう私の全ての血が絶える。息子も家内も既にいない。
そんな状況で子孫の繁栄を祝うお経は居座りが良くない。生き物の中では良くある事。
動物ではない人としての務めを絶えず考えている。息子を見送った時に原戸籍を見た。
当時は手書きで自分の出生から親の係累名前も知らない親戚を知った。その時も既に
殆どが亡くなっていた。（母親は9人兄弟の末っ子で親の顔も知らないという。父親の
方は明治生まれの為か要領を得ない）私自身名前さへ憶えがない。その私の務めは妹の
連合い、義理の弟の父母も墓さえない。その方たちの後始末をすることだ。姪は一人暮
らしが出来ないので私の亡きあとは施設に入る段取りがしてある。今すぐなら入所でき
るが運よく空があればよいのだが。それ以外は生きてきた痕跡を全て整理する事のみ。
そして私自身も最後の審判が来る迄一つ一つ言動を検証すること。閻魔様の選別も同じ。
私自身は息子と家内が収まっている所にはいかない。燃やされ土になる。ジエンド。
t:160%;">素敵な生け花や切ない詩、曲などがいっぱい～♪こちらもどうぞ{/m_
