すい丸の自由研究

アリを中心として、小学生の自由研究レベルの発見を日々楽しんでる オタク母さんです。
管理人の すい丸 です。

長女の養豚部

2019-07-26 07:29:40 | 日記
念願の高校の養豚部に入り 3ヶ月が経ちました。

いやいや、『銀の匙』で読んでいた世界とは知っていたものの、初めて体験するコトは そりゃ〜もぉ 大変だった

朝は早く 夜も遅い。
そしてなんだかわからないままプロジェクトチームにも入って、それがもー長女には想像を超えた世界だったようだ。

そのプロジェクトとは 農業高校の甲子園のような農業クラブ大会に出場するための 県大会→関東大会→全国大会と 勝ち進む為の スゴイやつで、神奈川だったら5校の 色んなプロジェクトチームが 自分達の研究成果を発表するらしく、長女が説明してくれたけどそもそも長女もわかっていない。

それは2、3年生が主にまとめていて 1年生は来年の為に睡魔と戦いながら見て学ぶらしい。

長女は来年 自分がそれをやる事も想像付かない為、難しい内容でピリピリしている先輩の空気に 完全に打ちのめされていたようで、それに部活の豚の世話での失敗(ホースが抜けて水浸しや 餌の配分を間違える)で自分が役立たず過ぎて あーもーダメとなり、6月の半ば頃突如学校からもう養豚部やめるからと夕方私にLINEしてきた。

今、色んな行き違いで部活に遅れて部室に入ろうとしたら、そんな空気では無いらしい。今更理由を言っても 所詮言い訳だし、何やっても上手くいかないしそもそも私には養豚なんて合ってなかったんだ!と。

あらー、そーなるかー。

てかね、先輩たち 今 プロジェクト大詰めで 超忙しくて みそっかすの1年が遅刻しようが 辞めようが そんなの相手にしてる場合じゃない訳よ。


でもね、長女にしてみればガンバッてるコトだからね、まーそーなるだろーな、と思っていたけどね。
中学の時 この養豚部に憧れて遠いけどココを受験したんだしねぇ。そー簡単に諦めるのはなぁーって思うし。

しかーし、近くにいれば 話も出来るけど LINEだし 顔を見て話してないから長女の意思はどんどん固まる一方で、さて困ったぞ。

『そーだ!担任に電話しよう!』
こんな時の為に、PTAに立候補し学校に通ってるのさ!

学校に電話し、今 まさに長女が退部届けを言い出そうとしている事を告げると、先生は『長女さんを職員室前に来させてください』と。
その事を電話で長女に伝えた。

暫く担任と話し 落ち着き その後 顧問の先生も合流して 状況を話す。

色々と 長女のネガティヴ感情が空回りしてるコトを知り、先輩達もそんな事は思ってないと教えてもらい 担任から『君が今一番やらなければならないのは、まず行き違いがあった事をちゃんと謝り、明日からまた普通に部活に参加する事だよ』とアドバイスを納得したようだ。そして担任から電話がきて私は学校まで迎えに行った。(車なら20分)

やっぱり 先生は凄いね。プロだわ。

帰りに『次女には内緒だよ』と、くら寿司で夕食を食べさせて『仕事が出来ないから辞めるんじゃなくて、仕事が出来るようになったら辞めるかどうか考えなね』と伝え、満腹になったら落ち着いた(←食い気)

と、言うか 全部想定内

長女の部活は 部活と言えども 高校では結構有名な養豚部なので、単なる飼育係では無いのね。
命を扱い、その命がお金になる。
バイト代は出ないけど、社会人として働いているようなものなのね。

社会に出たら 先生も親も助けてくれないからね。
こんな経験が部活でできて 長女のような子には むしろラッキーな位よ。

餌の種類や環境の色々な研究をし、それをまとめ 大舞台でプレゼンする。

そらゃ 仕事だもん。分からない事だらけだろうよ。
むしろ何でも知ってる一年が来たら 嫌われるわ。

新人は失敗して当たり前。周りだって 新人になんて期待して無いさ。
それより失敗しても じゃあどうする?って反応を見てるのさ。

そして翌日 部活に行ってきちんと謝り また失敗しながらも部活の作業に戻った。

7月12日に農業クラブ大会があり、長女の養豚部のプロジェクトチームは 2年 3年 両方の部門で優勝をしてきた。


長女は帰ってから 興奮気味で喜びを話してくれた。

次は8月23日の関東大会だそーよ。

で、長女が口ずさんでる歌を聴いて驚いた!

F FJ F FJ 我らの誇り〜

なつぞらじゃないの!!!

コレを関東大会の時にまでに覚えて歌わないと!!だそーよ。
ホントにこの歌はあったんだー!!

長女は必死で覚えているようだ。

ヨシ!とりあえず 第一難関は突破したな。

大丈夫大丈夫!オトナになっても 十分つまづくコトだから。

とりあえず、1個目のハードルは超えたかな。