夕見子の駆け落ち問題が無事解決して、きっと剛男父さんも富士子母さんもほっと胸をなでおろしていることでしょうね。
じいちゃんを東京によこした富士子ちゃんの思惑は大当たりでした。やはり母は娘の事を良く分かっていますね。
なつが、夕見子が人に甘えられないのは自分のせいだと言っていましたが、でもなつがやってきたときにももう夕見子は酪農を手伝うより勉強優先だったし、はっきりと物事を口に出していたし、なつの存在のせいではないと思います。
むしろ、自分をしっかり持ってぶれない性格ゆえに、本当なら家族から孤立してしまいがちだったかもしれないのが、同い年のなつが一緒に育ったことでいいバランスがとれていたんではないかと。
高山君が挫折するのは、最初から見えていましたけどね。
何しろ昭和30年代に国立大学に進学できるなんて、相当の裕福な家庭であればこそだったはずだから、現実の厳しさの前には、夕見子のことまで気遣えないだろうことも、自分を一番に優先してしまうであろうことも、だいたい想像どおりでした。
しかもそれを臆面もなく夕見子自身やその家族の前で(咲太郎も亜矢美さんも家族だと思っています)口に出してしまうのも、若さと甘さの表れでしたよね。
カメラに(笑)ぶつかってしまうほどの泰樹さんの一撃を食らい、亜矢美さんに最後通告を言い渡されたあとの彼は、どのような人生を歩むのかな?
もしあの場に剛男さんがいたら?やっぱり一撃を食らわせていたのかな…いや、まがりなりにも戦場と言う人が人でなくなる悲惨な場を生き抜いてきた人だから、人を傷つけるような行動が出来なかったのではないかな、と思いますね。
そのかわり、高山の物事を甘く見ている態度を非難しまくっていたかも(笑)
だって、剛男さんだって世が世なら大学にも行って優秀な成績を残していたかもしれないんですから。
夕見子の主張する事も、新しい考え方と言ってしまえば聞こえはいいけれども自分ひとりの力で大学に通っているわけではないし(学費はちゃんと両親が出しているはずですからね)理屈が先に立っていて共感は得られにくいよな~と感じていたので、それこそなつや亜矢美さんの存在のおかげて無事に家に帰れるまでに至ったんですよね。
本当に、東京編では亜矢美さんんの存在が大きな柱になっているように思っています。
口出しをし過ぎず、でもしっかりと状況や本人たちの言動を見極めていて、絶妙なタイミングでアドバイスしてくれて、結果円満解決に…。
亜矢美さん、本当にすごい存在です。私の近くにもこんな人がいて欲しいな~と切実に願ってしまうくらい(笑)
咲太郎も、本当に良い母ちゃんに恵まれましたね。
それに、以前のように空回りな言動を起こすこともなく行動できるようになってきてるよな~と成長ぶりにも安心できました。
そんな咲太郎が設立した声優プロダクションですが、ヘンゼルとグレーテルはオールスターご出演でしょうか?(笑)
蘭子さんの魔女~怪演ですね。最後にはあくを裏切って味方になるキャラクターだけに、ピッタリなキャスティングですよね!
麻子さん、苦労と頑張りが報われて良かったです。
そんな思い出を胸に、想定外な(笑)新しい人生のスタートを切る事になったんですね。
寂しいですが、またいつか現場に戻って来て頂きたいです。家庭に入っても、また仕事の最前線に戻れると証明して…。
ピクニック&バレーボール、時代を感じますね。
そう、こんな風にアニメーションの新時代を築いてきた方達が創立したであろう会社が…(涙)
こちら地元でも支援のための募金が行われています。
どうしようもなくやりきれない、ただただ悔しいです。
なつぞらのアニメーターの皆さんが、これから頑張って道を切り開いていくように、理不尽な事件にも批判にもめげずに、再びクリエイターの方達が活動していけますように願います。