月に2回、子育て講話をやっています。
その時の参加者からの質問です。
質問:子どもをのびのび育てたい、子どもの全てを受け入れることが大切だと思うが、
しつけとのバランスをどうしたらいいのですか?
小さい頃は言うことをきいていた子が、
2~3歳頃になって、急に何でも自分でやりたいと主張し始めて、
だだをこねて困った…という経験はありませんか?
子どもは生まれてすぐに母親や養育者との間に基本的信頼関係を築いたあと、
それを安心のベースとしていろいろな冒険を始めます。
子どもの反抗は、自分の力で挑戦してみたい、
自分の世界を広げたいという現れで、
子どもたちが成長していく課程で、とても大切なものです。
でも、親にしてみれば、見ていて危なっかしいし、
自分(親)がやってしまった方が手っ取り早い、なんてこともありますよね。
ついついイライラしてしまい、怒ってしまうこともあるかもしれません。
でも、先ほども書いたように、子どもたちは日々世界を広げていっています。
自分でやってみることで、そこからいろいろなことを学んでいきます。
それをいちいち怒っていると、いずれ大人しくてよく言うことをきく子になっていくでしょうが、
その子が将来大人になったときに、
人から言われたことしかできない…という人になってしまう危険性があります。
子どもの成長を長い目で見たとき、危ないことや人に迷惑がかかること以外は、
子どもたちの意志に任せ、見守る姿勢も必要ではないかと思います。
さて、「しつけ」についてですが、
しつけは社会性や自己肯定感(自分をコントロールできると思えること)
を育てる意味でなくてはならないものです。
あいさつをする
クツをそろえる
ゴミをゴミ箱に捨てる
オモチャを片付ける(これは手伝ってあげた方がいいと思いますが…) 他
など、まずは子どもにとってできることから取り組んでいきます。
いくら言ってもできないときには、叱るのではなく、
しつけの内容を変えてようすをみるといいでしょう。
そして、やれたときには必ずほめてあげましょう。
「おはよう」と言って「おはよう」と言い返してくれたら、
「あいさつしてくれると、お母さんとっても気持ちが良いよ」と、
こちらの気持ちを伝えてあげると良いでしょう。
そうやって、できることほめられることが増えていけば、
子どもたちはさらにのびのび育っていくことができるようになりますよ(^^)。
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