4~6歳頃を幼児期後期といいます。
この時期大切なことは、自主性です。
この頃の子どもたちは、好奇心がいっぱい…。
高いところに上ったり、ごっこ遊びをしたり、お話をきいて楽しんだりして、
自分の世界をどんどん広げていきます。
この頃の子どもは、自分で考えて行動したがります。
見ていて危なっかしいことも多いのでしょうが、
いろいろなこと(遊びなど)を経験することが、
小学校に入ってからの勉強への意欲につながっていきます。
早くから字が読めたり、計算ができたりした方が
小学校に入ってから子どもが困らないのでは…と思いがちですが、
なんのなんの。
たとえば、「うみ」という字の「う」や「み」には、
意味がありません。
それを「う」と読もう。「み」と読もうと決めたのです。
小学校には入って「うみ」という言葉を聞いたときに、
その子がもし「海」に行ったことがあれば、
「うみ」という言葉から、あの「海」をイメージすることができるでしょう。
一口に「海」といっても、潮の香りや波のざわめき、海水のしょっぱさなど
テレビでは伝わらない、
そこに行って経験しなければわからないことがたくさんあります。
子どもたちが「あ」や「い」などの文字を学ぶ前に、
「生活言語(生活の中で使う言葉)」をたくさん使ってきていることや
いろいろな経験をつんでいることが、
小学校に入ってから学ぶ「学習言語」の習得を容易なものにしてくれます。
幼稚園、保育園の頃は、とにかくたくさん遊ぶ、いろいろな経験をする、
いろいろなものを見聞きし、興味を持つ。
その興味に大人が一緒になって関わって行ってあげることで、
子どもの自主性が芽生えていきます。
子育ての忙しい時期は、あっという間に終わります。
今を子どもたちとめいっぱい楽しんで過ごしてあげてくださいね。
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