昨年末は徳島県では大雪による孤立化と言う災害に見舞われました。
この時、地域を結ぶ通信ネットワークとしての役割を果たして来ていた固定電話や携帯電話が
電柱の倒壊により電気と共に不通となり個別の連絡が取れなくなりました。
この事により個々の安否確認が取れず孤立化を招いてしまいました。
このように、災害時においての通信手段を、どの様に考えるか?
人が動くには、動かすには現地の状況がわかる情報が無い事には
適切な人員を配置が、出来ないのでは無いかと考えます。
大雪に関わらず、災害は色々な形で、混乱を招きかねません。
中でも今後、起こるとされる南海地震の際は地震と共に津波が被害拡大を招くとされています。
この時も大雪の時と同じように、通信が不能となる事が考えられます。
1月25日の新聞記事の中に、業務局の徳島県牟岐漁業海岸局と日本海側の
海岸局などの漁業無線局を無線を通じ被災状況を伝えると言う非常通信訓練が
23日行われたと言う記事が掲載されていました。
この時、使用された周波数は短波帯の8Mhz・・・電波の強さや了解度の確認が行われたとあります。
このように、携帯電話や固定電話が通信不能となった時の第3の通信手段を如何考えるか?
再々度、書いていますが無線通信では無いかと言う事でしょうか!
今回は漁業無線を運用している日本国内の漁協や海岸局などが連携して23日に大地震を
想定しておこなった非常通信の内容・・・
この事からも普段は仕事として通信を行っている漁業関係の無線通信を使っての非常通信・・・
津波災害や被害状況の報告など全国にある海岸局などに無線通信を行う事により
電話網などが使えなくなった際の状況報告が出来るようにと模索が行われたようです。
この事は業務局だけで無く、アマチュア無線でも7Mhzと言った
短波帯を使って、趣味の無線を運用が出来る通信・・・東日本大震災の際も7Mhzを使っての
非常通信がアマチュア無線家により発信されていたのを思い出だします。
周波数が短波帯と言う事もあり、日本国内、国外まで電波を発信できる特性があります。
業務局だけで無く個人が運用できるアマチュア無線・・・VHF帯・UHF帯に無い通信が楽しめる短波・・・
電離層反射を利用して遠くの無線局との通信が出来る事もあり
出来れば沢山の方に再認識をしていただき、無線と言う通信手段を考えて頂けたらと思います。