
追記・6月16日/17日に発生した遭難事例を検証する内容の記事が7月7日の徳島新聞に書かれてありました。記事の内容はこちらを参照していただき自分自身が経験に基づいて遭難にならなかったことなどを、書いておきます。 なお、あくまでも私が実践していて行っていることなので、これをやったから遭難が起きないとは限りませんので、個人的に遭難が起きないようにしょう行っているもなので、参考程度に留めていただけたらと思います。
画像は以前撮影した阿波のマッター・ホルンと呼ばれる黒笠山の様子・・・撮影場所は杉林が多くなり撮影ポイントが
限られて来るのだが小島峠への林道沿いからの撮影画像なのですが、昨日の地元紙・徳島新聞の中に
6月16日・17日と2日に渡って発生した遭難事例についての検証記事が、つづられていいました・・・
今回の遭難は如何して起こったのか・・・幾つかの要因が考えられる事が書かれてあありましたが
この日は平地では如何だったのかは解りませんが・・・山の天候は曇り空・・・まして梅雨の時期と言うこともあり、
山には濃霧が出やすい環境でもありました。
この様な環境化での登山は視界が遮られ道迷いを起こしやすくなるのは言うまでも無いと思います。
記事の中には4人で登山に訪れ遅れていた夫婦を探しに行くため1人が引き返し探しにあたったが
探していた人も2人を見つけられず、道に迷い3人が遭難と言う結果になってしまったとかいてあります。 この場合は無事発見、出来
自力で山を降りてきた所を保護されたと言う結果ですが、この事にどうだったのか?と言った事がかかれてありましたが、
まず、グループで登山をする場合、どうしても早い人と遅い人が出来てしまうものでもあります。
どちらのペースに合わせて登山を進めるのか??
と言う事になるとは思いますがペースが遅い人に合わせる事が必要と言われます。
しかし、実際にはペースが早い人はドンドン先に進み、遅れる人は遅れて来ると言う事が見受けられます。
ではどの様にすれば良いのかと言う事になりますが、人それぞれの考え方があるように中々、難しい事でもあります。
私自身、グループで登山を行った場合、失敗と経験から・・・なるべく最後尾に着くようにしています。
落ち着いて周りの景色を楽しむ事が出来ますし・・・では無く登山道沿いに何があるのか観察をしながら歩く
様に心がけています。
( 毎回、同じ事を書いていますが、連絡手段をどうするのか?ですが・・・私が以前参加したグループ行動を行う時に
国の技術基準適合証明の認定を受けた免許が不要な特定小電力無線を数台リーダーの人と真ん中にいる人先頭をきる人
そして最後尾になる人に持っていただき、お互いの連絡をとりながら行動を行った事を何度かあります。
この事が良かったのか!どうかは解りませんが、最後尾を私が行っていた時、遅れ気味になった人がいました。
軽い体調不良を訴え知人の方がサポートをしながら進んでいたのですが、この様子を見て
グループに遅れる事を無線を使って知らせました。しばらく休憩をして少しずつ進むんでいると
心配をして様子を見に来た
グループ・リーダーともお話が出来、何事も無く全員登頂する事ができました。
この事からも大人数で行動をする場合、(大人数でなく少人数や単独行でも)の山の連絡手段を如何考えるのか!
出来れば通信を行うものを携帯電話だけに頼るのではなく・・・
(山においては中継所からの電波が届き難い場所が多く携帯電話の通話が出来る場所が限られてきます。)
この事からも無線などの活用方法も考えていただきたいと思います。
四国の方が対象となるかもしれませんが、徳島県西部で通信機器を取り扱っているお店の一つに
セイブコーポレーション(セイブ無線)があります。
各種、業務用無線やアマチュア無線、デジタル簡易無線、特定小電力無線など各種、無線機器や
au携帯なども取り扱っているお店があります。店主の方は防災や非常時の通信を如何考えるのか!
等のお話を親身になって聞いてくれますので、三加茂町にある店舗に顔を出していただき
直接お話を聞いてみてください!(アマチュア無線資格取得の講習会の受付も行っています。)
セイブ無線のホーム・ページ http://www.d7.dion.ne.jp/~seibuc/
今回、書きました特定小電力無線などは出力が微小な為、距離が離れると電波が届かない場合もありますが
審査に合格した無線機であれば免許が必要なく誰でも扱う事が出来る身近な通信手段の一つでもあります。
価格も1万円~5万円前後と価格の幅もありますが持っていると便利な物でもあります。
また、身近な乾電池を使っての機種も多く予備の乾電池などを持ち合わせておけばバッテリー切れなどで
通信不能となった場合などでも乾電池を入れ替えれば通信が行える手段の一つでもあります。
この事は、山だけで無く災害時などの時も携帯電話が繋がり難くなっていても家族の間などで
複数所有することにより連絡をとる手段にもなります。
但し、弱い電波を使っての通信となるのと、周波数が込み合っていると通信が出来ない場合もありますが
日頃からどの様な状況化で使用した場合・・・どの様になるのか?
心がけて使用していただくと、便利な通信手段の一つでもあります。
この他には免許が必要となりますが、色々な周波数が扱え出力も大きなアマチュア無線や
登録申請を出すことにより、後日、送られて来る登録証が届けば使用する事が出来る
デジタル簡易無線と言った方法もありますので用途に応じて通信方法を考えて見るのも一つかも知れません!
また、初めて行く山などは、ノートにコンパスでみた変化点の角度(カーブをした所など)高度計の数値、
時間・指標となる大きな木、岩、目印、谷、尾根、橋など解る範囲で記録を録りながら進みます。
こんな事をやっているので、一緒に山に登っている人からは、遅いと!苦情が来ますが・・・家に帰って
断片的なデータを繋ぎ合わせる事にどんな感じの山だったのかと言った記録にもなりますので、この様な事をやっています。
今はGPS受信機も持ち始めたので、こちらでも記録を録りながら山登りを行っていますが
この様な事をやっていなかった頃の私自身も道迷いを何度か起こし失敗をした事があります。
それでも、幸いな事に、遭難と言った騒ぎにはならず何とか山を出てこれましたが・・・
道に迷って思うことはあせり・・・ですかね~!
なぜか早くこの事態を何とかせねば・・・と言った真理が働き下へ下へと下ってしまう・・・山を降りれば何とかなる!
と言う感情が働き下ってしまう自分が、この時にはありましたが・・・はっと!冷静になり考えて見ると迷宮の中に
いる自分と向き合うような自分がいて まずは元来た道を引き返そう・・・それが無理なら上を目指そう!
と考えた時でもありました・・・・30年も前のお話ですが・・・この事が良かったのか!
山の尾根や山頂を目指す事により視界が開けて来る事や足元が狭くなる事により進むべき道がわかりやすくなるという事が
ありました。 この事は三角形の形を考えていただければわかる事なのですが、上に行くほど狭くなる・・・下に行くほど広くなる・・・
どちらが、道に迷った時など早く対応が出来やすくなるのか・・・直感で感じた事でもありました。
確かに天候によっては動かず天候の回復などを待つことも大事になってきます。また、捜索にあたっている人からも
三角形の頂点に近い場所にいてくれれば、広い範囲を捜索するよりも早く見つけ出す事もあり
まずは、道に迷ったと思ったら、一呼吸をして落ち着きましょう!
あせると、考えもまたまらず、ドンドン深みにはまり道迷いを起こしやすくなります。
落ち着いた所で、来た道を引き返す!無理と思えば見覚えのある尾根や頂をめざし下へ下へとは降りない事
上に上がれば三角形の頂点に行く事が出来る・・・この時、見通しが利く場所から周囲をよく観察し
進むべき道を探し出す!
日が暮れかけて無理だと思ったら、無理な行動はせず自分の身を置ける安全な場所を探し日が開けてから
どの様に行動をするかを考えて見る事も大事になって来るのでは無いかと思われます。
この場合捜索を依頼した場合は捜索を行っている関係機関の人の指示にしたがって行動をお願い
たします。 以前にもありましたが、指示に従わず下へ下へ(谷側)に降りて捜索範囲が広がった事により
救出に時間がかかったと言う事例が発生したケースもありましたので、その時々の状況により指示に
基づいた行動が問われると思います。
新聞記事内容についてとは関係の無いものとなってしまいましたが、私の個人的な考え方なので
参考となるか、どうかは??解りませんが・・・自分自身が行っている道迷いなどによる遭難を防ぐ?
少なく・・・が正しいかも??
を書いて置きたいと思います。