百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)の しのぶにも
なほあまりある 昔なりけり
順徳院(100番)
読み
ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほあまりある むかしなりけり
訳
御所の古びた軒端のしのぶ草を見るにつけ、(朝廷の栄えた) 昔が懐かしく思われて、 いくら偲んでも偲びきれないことだ。
ももしき / 「百敷」または「百石城」と書き、多くの石でできた城という意味で、御所のこと
順徳院は後鳥羽院の第三皇子。承久の乱を起こしちゃうんですよね~
結局 源氏に打たれ後鳥羽院とともに佐渡に流され、そのまま島で崩御。
世の移り変わりへの さみし~い気持ちが表れてる歌ですよね・・・
美峰