墨ブロ  sumi-blog

美峰  ~ココロ模様・墨模様~

書道を通して 日々の想いを記してマイリマス

 

☆墨ブロへようこそ☆

美峰(ビホウ)と申します。 訪れてくださり、アリガトウゴザイマス。 まだまだ勉強中です。 拙い作品ですが 覗いて行ってください^^ コメントを残してくださると 嬉しいです♪

百人一首100番

2012年08月06日 | 書道

 

 百敷(ももしき)や 古き軒端(のきば)の しのぶにも
    なほあまりある 昔なりけり
   

     順徳院(100番)

読み
 ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほあまりある むかしなりけり



 御所の古びた軒端のしのぶ草を見るにつけ、(朝廷の栄えた) 昔が懐かしく思われて、 いくら偲んでも偲びきれないことだ。

 ももしき / 「百敷」または「百石城」と書き、多くの石でできた城という意味で、御所のこと


 
順徳院は後鳥羽院の第三皇子。承久の乱を起こしちゃうんですよね~

結局 源氏に打たれ後鳥羽院とともに佐渡に流され、そのまま島で崩御。

世の移り変わりへの さみし~い気持ちが表れてる歌ですよね・・・

 美峰

 


やっと、そしてやっと、、、

2012年07月20日 | 書道

ハンパない忙しさから ひと段落、

気がつけば 今月の提出締切が目前。

というか当日。

今 書き終わり 後ほどお教室で先生に見ていただきます。

 

その日までの提出物の宿題を その日の朝に必死でやっている、

うちの高校生みたい。なぜ計画的にやらないんだ!などど言えないな・・・

 

行書と隷書でかいてみました。

「 薫風細葛涼 」 くんぷう さいかつ すずし

初夏の風は心地よく細葛の衣服を吹いて涼しい という意味だそう。

昔は葛で服を作り 宮廷でも夏はよく用いられていたらしい。

  美峰


昇段試験終了~

2012年06月16日 | 書道

年二回の昇段試験

書いて書いて 疲れて 書いて

・・・栄養ドリンクを何本飲んだことか・・・

条幅の楷書、草書、行書、仮名

半紙の楷書、草書、行書、仮名

提出課題をなんとか仕上げ、先生に見て頂きました。。。

これで納得!というところが無いので

自分の中で折り合いを付けながら ヨシとします

もう これで許してくださいっ みたいな笑

 

侘助さんの三人展、マイマイギャラリーの生徒展、昇段試験、が

重なって ちょっと大変でしたが、なんとかなりました

侘助さんに足を運んでくださった方々、ありがとうございました。

6月末まで開催しています。

  美峰

 

 


今は漕ぎ出でな

2012年06月12日 | 書道

見えにくいですが・・・

「 熟田津に 船乗りせむと 月待てば

  潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな 」と書いてあります。

万葉集の中の 額田王の作です。

私の大好きな歌の一つです。

伊予の国のここ熟田津で 神事を行うために船乗りをしようと

 月を待っていたところ、まさに海は願い通りになってきた。

今こそ、さあ漕ぎだそう!  という意味。             

時代背景は・・・1300年の昔 唐と組んだ新羅が百済をくだして 日本に向かうのを憂えられた斉明天皇は、

皇太子中大兄皇子(後の天智天皇)その弟君の大海人王子(後の天武天皇)などとともに筑紫に軍を進めた。

その途中 伊予の道後温泉に立ち寄り、伊予水軍を集結し兵船を整え進発の時を待った。

さあ時は来た! 十五夜の月はまさに出ようとし、潮は満ちて来た。 さあ出発だ!!!

 

力強く、こぶしを振り上げたくなりような、この歌。

私は中学生のころ この歌を知って 額田王のファンになりました。。。

侘助のママさんが ”私もこの歌が大好きなの!”と言ってくださって

この作品を気に入ってくださいました。元気が出るそうです。

私も 同じです  他にもきっとそういう人がいるに違いない・・・

 美峰 

 

 


登龍

2012年05月14日 | 書道

 タイトルは 「 登龍 」  読み:とうりゅう

 全紙に書いて軸装にしました

 

中国の黄河上流に「竜門」という急流があり、

そこを登った鯉(こい)が竜に化けるという伝説からうまれた言葉。

 「登竜門」という言葉は、

出世のための難しい関門や、大事な試験を受けるときなどのたとえに使われますが、

もともとは「出世の糸口をつかむ」という意味、らしいです。

出身の中学の校門に 

竜門という言葉とともに鯉が登る像があったように

記憶しています。立志を大事にする校風でした。

 

自ら激流を登っていくように、志を貫くような・・・

そんな生き方は出来ないかもしれませんが

心に留めておきたい言葉です。

 美峰