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美峰  ~ココロ模様・墨模様~

書道を通して 日々の想いを記してマイリマス

 

百人一首90番

2011年10月23日 | 書道

百人一首90番

 見せやばな 雄島のあまの 袖だにも

 濡れにぞ濡れし 色はかはらず     殷富門院大輔

<意味>(貴方を想って泣き染まったこの袖を)見せられれば良いのに。

(私の袖なんてあまりにも悲しくて血の涙で真っ赤に染まっているのだけど、)

雄島の漁師だって 袖が濡れてもこんなに染まることなんて無いでしょ。

 

 ちなみにこの歌は、源重之

 「松島の雄島の磯にあさりせし海人の袖こそかくは濡れしか」

 (松島の雄島の磯で漁をしている漁師の袖のように(私の袖は涙で)濡れてしまったよ)

の返歌です。

 

激しい溜息が聞こえてきそうな歌です^^;

 美峰

 



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