アメリカのハンセン選手に感動したよ。
今日は北京オリンピックの競泳最終日。
仕事の忙しい時期ですが、私は学生時代に競泳をやっていたので、夜、落ち着いてからオリンピックを見るのがとても楽しみでした。
そのオリンピックの最終種目が4×100Mのメドレーリレー。
結果はアメリカチームが優勝。
フェルプス選手が8冠を達成しました。
そこまでは「アメリカ強いな」といった程度でした。
しかしここからが大変!
レース終了後に北島選手がアメリカのハンセン選手(画像の1番左)に声をかけている様子がテレビに映りました。
この姿を見た時に、私の涙のバルブ全開です。
二人は長年に亘りしのぎを削ってきた間で、北島選手の最大のライバルでした。
アテネに続き北京でもオリンピックでは北島選手が勝ちました。
ハンセン選手はオリンピックイヤーにピークが合わず、特に北京では個人種目でメダルも逸しました。
そんなハンセン選手に北島選手はリレー終了後に「おめでとう。お疲れ様」といった事を言ったのではないでしょうか。
我々のうかがい知れない高いレベルで、ライバルとして長年競い合ってきた二人にしかわからない世界があるのでしょう。
「この大会こそは!」と目標を定め、毎日その目標に向かって厳しい練習を積んできたにもかかわらず、結果を残せなかったハンセン選手の気持ちを察すると、今回の結果はそれはそれは悔しかったでしょう。
そんなハンセン選手に大会最終レースの後、声をかけた北島選手の様子にとても感動しました。
そして表彰式。
アメリカチームのメンバーとして、8冠を達成したフェルプス選手の隣に立っているハンセン選手の表情。
その表情にまたまた涙のバルブ全開です。
「あ~これで終わったんだな」といった寂寥感、「長い間頑張って泳いできたな」といった満足感、「これでもう泳がなくていいんだ」といった開放感。
ハンセン選手はまだ引退するかどうかわかりませんが、そんなのが入り交ざった様な表情に感じました。
本当にお疲れ様といった感じです。
オリンピックのような高いレベルではありませんが、私も水泳の選手だった頃、春とかには調子が良いのですが、夏のこれはといった大会ではいつも思ったような結果が残せませんでした。
オリンピックイヤーにピークが合わないハンセン選手の気持ちがなんとなくわかる気がします。