ウチの近くの網元がやってる地元の魚屋さん。もう高齢でいつも大変そう。
そんな魚屋さんは地元の網元だけあって、ショウケースには定置網でかかった魚が並んでる。「こんな魚見た事ない!」てやつがたまにいたりする。釣り好きじゃなきゃわからないような魚がけっこういる。おれはちょくちょくいくから結構覚えてきたぞ。やっぱり築地とかに出荷できないような数の少ない魚が多いのかな。だけどそんな魚は磯の香りバリバリで、やっぱり東京じゃ食えないぞ。
しかーし!そんな魚が多い中、たまにマグロも売ってる。たまになんだよ。魚屋なのに。ほんのちょっとだけ。だけどそれが旨いのよ。何でだろう?スーパーで買うのとは味の濃さが全然違うの。見つけたら自分の家の夕飯のメニューが決まってても即買っちゃう。地元の魚はいつでも食えるからね。
500円で買った切り落としは画像の通り。外側の冷凍焼けしてるようなところは薄く削ぎ切りにして、焼肉のたれ、ねぎ、ごまとあえて海鮮ユッケ(緑色で頭に皿をのせた妖怪?の回転寿司の一品)風に。ちょっと濃い目の味をつけないとこの部分はダメね。ウチの女房はこの味付けHAWAIIのPOKIと言ってる。まあ女房との「ちくと一杯やるぜよ!」タイム用ね。
「ちくと一杯やるぜよ」って知ってる?MYブームなんだけど12年くらい前に小説の坂本竜馬を読んでたらその中で使われてた。土佐の高知の方言なんだろう。「ちょっと一杯やろーぜ!」って感じかな。いまだに使い続けてる。
最近は上の二人がこの味を気に入ってきたらしく、晩飯の前に俺達だけでこれをつまみにちくと一杯やってると、気配を察してやってきてゴソッと食べてく。いわゆるほっぺたがリスみたいに。あいつらがたくさん食べるから、俺達の分がねぇ~!今度カラシ入れとこうかな。
さて、晩飯タイム。お刺身はチョイチの物でしょう。手づかみでいっちゃう位の勢い。俺は一切れか二切れかな。もうたんぱく質もDHAもあまり必要ないからね。
次回予告 アジフライ