奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき
猿丸大夫
(小倉百人一首より)
子供のころに、百人一首を覚えた記憶がある。
その中でも、この一句は何故かいまだにハッキリと覚えている。
秋のニオイが充満していて、やはりいい句だとつくづく感じる。
いにしえの日本の匂いが香っていて素晴らしい。
心に染みる歌声も最高である。
そして無音の中で口からおもわずこぼれる句なんてのも
なかなか粋な風情がある。
秋の匂いが溢れている最近の多摩エリア。
夕陽に浮かぶ、神々しい富士山を眺めながら秋を満喫した、
とある一日の風景でした。