昨年くらいからか、『古事記』に関する書籍を
書店の店頭でよく見かけるようになった。
『古事記』 “ふることよみ”とも読む。
激変のご時世の中、まだまだ2回の表くらいともいわれ、
ますます厳しいときをおくる可能性が大きい現在。
人が持つ偉大な力である直感や六感をそっと刺激してみれば
先人の人たちが残してくれたこの物語は大きく大きく
心と胸にこだまするようだ。
音や映像の洪水の中、静かに和文を味わう。
これもなかなか粋な年頭のすごしかただ。
古事記
ビギナーズ・クラシックス
角川文庫 角川ソフィア文庫
わかりやすい日本の神話
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
日本の神話には、現代人が失いつつある、おおらかな日本人の原型が存在する。
『古事記』のなかから「国うみ」「黄泉の国行き」「須佐の男の命」「天の岩屋戸」
「八俣の大蛇」「国ゆずり」「海幸と山幸」などの十六篇を、平易な文章と美しい挿絵で
紹介する絶好の入門書。
神話のなかに登場する、泣き、笑い、そして謳う神々が紡ぎ出す壮大なストーリーは、
単なるお伽話ではない、大切なメッセージを現代に生きる人々に訴えかけている。