天晴れ(あっぱれ)な空☆

和風を好む私の徒然に日々想うことを綴る日記。いとおかし。

第九と会津

2008年10月30日 | DVDで映画




『苦悩を突き抜けて歓喜へ至れ!』

音楽の巨人“ベートーヴェン”の第九。

そして明治維新から50年後の会津藩士。

この2つのテーマをベースにした気高き傑作。

なんとも刺激的な映画です。

すでにこのブログで紹介したつもりだったけど、まだだった。

ベートーヴェン晩年の至高の魂の曲。

ちなみにベートーヴェンがこの世を去った1827年は、

日本は江戸時代。薩摩藩で調所広郷の財政改革が始まった年であり

薩摩藩の西郷隆盛先生の生まれた年であり

水戸藩でついに頼山陽の「日本外史」が完成した年。


この映画、文部省推薦だったけれどそんな堅さは関係ない。

期待せずに何気なく観たけれど重量級の感動を味わったものだ。

主役の二人の俳優さんが素晴らしい!名演です!


名場面がたくさんあって心から嬉しくなれる映画。

人間、捨てたものではない。

心で感じられるモノに触れたいときには最適だと思う。


ますますデジタル満載の時代を生きる中、

アナログのもつ温かさ、豊かさ、人間らしさがたまらない。

夜の多摩川を眺めながら、ふと紹介したくなった、

そんな一日でございました。






解説:
『きけ、わだつみの声』の出目昌伸監督が、
松平健と『ヒトラー~最期の12日間~』の名優ブルーノ・ガンツ共演で贈るドラマ。
第一次大戦中の捕虜収容所を舞台に、ドイツ人捕虜と収容所員や地元民との交流、
そして「第九」演奏に向けての挑戦を描く。



「バルトの楽園」








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