『苦悩を突き抜けて歓喜へ至れ!』
音楽の巨人“ベートーヴェン”の第九。
そして明治維新から50年後の会津藩士。
この2つのテーマをベースにした気高き傑作。
なんとも刺激的な映画です。
すでにこのブログで紹介したつもりだったけど、まだだった。
ベートーヴェン晩年の至高の魂の曲。
ちなみにベートーヴェンがこの世を去った1827年は、
日本は江戸時代。薩摩藩で調所広郷の財政改革が始まった年であり
薩摩藩の西郷隆盛先生の生まれた年であり
水戸藩でついに頼山陽の「日本外史」が完成した年。
この映画、文部省推薦だったけれどそんな堅さは関係ない。
期待せずに何気なく観たけれど重量級の感動を味わったものだ。
主役の二人の俳優さんが素晴らしい!名演です!
名場面がたくさんあって心から嬉しくなれる映画。
人間、捨てたものではない。
心で感じられるモノに触れたいときには最適だと思う。
ますますデジタル満載の時代を生きる中、
アナログのもつ温かさ、豊かさ、人間らしさがたまらない。
夜の多摩川を眺めながら、ふと紹介したくなった、
そんな一日でございました。
『きけ、わだつみの声』の出目昌伸監督が、
松平健と『ヒトラー~最期の12日間~』の名優ブルーノ・ガンツ共演で贈るドラマ。
第一次大戦中の捕虜収容所を舞台に、ドイツ人捕虜と収容所員や地元民との交流、
そして「第九」演奏に向けての挑戦を描く。
「バルトの楽園」