毎週土曜日はタロット劇場『放蕩息子foolの旅』
GOLDEN DAWN タロットⅣ『皇帝』
皇帝夫妻に謁見しているfool君と武蔵、サムソンの三人。
女帝「子犬のポチが見えぬようじゃが？どうした」
fool「天に戻りました」
女帝「死んだのか？」
fool「ポチはガブリエル様だったよ」
女帝「何だそれは？」
サムソン「ポチは大天使ガブリエル様だったのです」
女帝「まあ！」
皇帝「ほれ、わしの言った通りポチはfoolの守護天使だったのじゃ」
武蔵「ガブリエル様のおかげで我々は竜から林檎を獲ることができました」
皇帝「よくやった、三人に褒美をやろう」
女帝「あなた、foolを将軍に」
皇帝「分かっておる、foolお前は今回も活躍したので将軍に昇進じゃ」
fool「僕、将軍なんて無理だよ」
皇帝「何を言うか、おまえは国ために何度も活躍しておる」
女帝「fool将軍になりなさい」
fool「僕はおヒマを頂きたいのです」
皇帝「軍隊を辞めるのか？」
fool「いいえ、何かあるときは駆けつけます」
皇帝「それなら、将軍になれ」
fool「僕の代わりにサムソン嬢を副将軍にしてください」
皇帝「サムソンの副将軍はワシもそのつもりでおった」
fool「サムソンよかったね、これで武蔵将軍とず～と一緒に居られるよ」
サムソン「foolったら、もうバカ～ン」
オカマのサムソンがfool君の肩をたたき顔が赤くなる。
数時間後、fool君は褒美の金貨を頭陀袋に入れ、
実家の鍛冶屋へ戻るために城を後にしました。
武蔵将軍とサムソン副将軍の活躍で、
国の安泰は続きました。
林檎を半づつ食べた皇帝夫妻は
歳をとらずいつまでも若いままでしたが、
家族や部下はみな死んでしまい、
200年後、二人で死のうと言った瞬間！
皇帝夫妻は二匹の蛇に変身してしまいました。
現在もヨーロッパの古城で
二匹の蛇として生きております・・・・
お終い
※『放蕩息子foolの旅』は今週で一旦終了します。
fool君がまた冒険の旅に出るときに再開します！
乞うご期待・・・・（笑）
『クロスの中はあなたの宇宙です・・・・』
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