初心者&中年サーファーの為に・・・
毎週水曜日は、SURFオヤジのサーフィン講座39回目
厚い波(マッシー波)と云うとサーファーのみなさんは、
テイクオフがし難く、嫌なイメージを持たれるのでは。
映像でみると、トゥインサーフは海面がフラットな状態から引っ張ってもらい、
直ぐにはテイクオフせず、ジェットスキーの牽引でえた推進力で
可也進んでからテイクオフします。
ビッグウェイブは厚い波にテイクオフしなければなりません。
ビッグウェイバーを目指すなら厚い波を嫌がらず
パドリング強化して望むのが上達のカギ。
1大きな波は厚い波
80年代初頭、『サイモン・アンダーソン』がスラスターを開発し、
ベルズビーチのビッグウェイブを乗りこなし、
それまでは、ガン(長いボード)でないと、ビッグウェイブに乗るのは無理といわれていました。
この80年前後がサーフボードの長さがドンドン短くなって行き。
身長180cmのサーファーでも170cm前後のサーフボードに乗るような奇妙な光景がありました。
『シェーン・ホラン』が長さは普通のシュートボードですが、キールフィンという特殊な
スケッグの着いたボードでワイメのビッグウェイブに乗る映像も見た事があります。
大きい波にテイクオフするには、長いボードの方が有利です。
短いボードでテイクオフするには、ブレイクポイントに追いつく
早いパドリングが必要です。
波に乗ってしまえば、長いボードより、短いボードの方が動かし易くなります。
ビッグウェイブに乗るトゥインボードはその為に、ガンより短いのです。
80年代半ばになると、サーフボードのショート化は止まり、
プロサーファーの使用するボードも身長体重で多少の変化はありますが、
ビックウェイブポイント以外ならそんなに、極端に短いボードは使わない時期が
10年以上続きました。
現在は、またボードは短くなり、昔のツインフィンシェーブに近い形が流行しております。
2厚い波にテイクオフする為には
厚い波、大きい波をテイクオフするには
早いパドリングが必用です。
パドリングのトレーニング
プールでクロールでひたすら泳ぎましょう。
サーファーは1日サーフィンすると、時間にもよりますが、
1000回以上パドリングすると云われています。
サーフィンはパドリングが基本、プロサーファーも初心者サーファーも
パドリングに使用する体力は同じ筈です。
プールでクロールで泳ぎ基礎体を付けましょう。
サーフィンのパドリング中は足を使用しない為、
プールでのクロール中もバタ足を使用しない手だけのクロールも取り入れましょう。
バタ足を使用しないクロールは、体力消耗が増しますので、パドリングの基礎体力強化には効果的です。
波の無い日も海の中でパドリングしましょう。
パドリングの基本姿勢をキープし、出来る限り海でパドリングしましょう。
3厚い波の対応
パンピングで波の厚いセクションを抜けましょう。
3週類のパンピング
① 普段のライディング姿勢より腰を少し上げ、スタンスは後足を前足寄りにステップアップして、ボードの中心寄りに立ちます、膝のクッションを利用して上下に動かせば、ボードは前に進みます。
② 普段のライディング姿勢より、腰を落とし、後足をステップバックして、ノーズを上下に動かします。ノーズを上げる時は腰、ノーズを下げる時は前足を使います。
③ ②の腰を落としたパンピングにサーフボードに左右の動きを加えます。
ノーズをあまり上げず、小刻みに左右に腰を振ります。
プロが大会の時に、波打ち際まで乗って来る時によく目にするパンピングです。
上記、3種類のパンピングを使って、波の厚いセクションを抜けましょう。
パンピングを使わず、ターンで厚いセクションを抜けるには、縦に大きいラインを意識しましょう。
横のラインでは厚いセクションではボードが失速してしまいます。
厚い波でのテイクオフ、厚いセクションを抜けるテクニックを磨けば、
サーフィン上達に繋がります。