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CB1300 ABS の感想

2007年04月25日 | 中級テクニック
 4月21日の中級では、新型のABS付きCB1300に乗りました。  その印象です。  当然のことながらエンジンは快調で、またアクセルの反応が良くなっているようです。旧型は2000回転のあたりでドンつきがあったのですが、そこのところがマイルドというか、連続的なトルクの変化になっていて、そういう意味ではアクセルコントロールがやりやすくなっているように思えます。ただ、トルクそのものは大きいので不用意 . . . 本文を読む

オフセットパイロンを回る「ラインの計画」を変える

2007年03月08日 | 中級テクニック
 この週末、合宿コースに参加して、色々なレベルのスキルのご参加者が混ざっていて色々な意外性があり楽しく過ごしてきました。  そこで何人かの方からいただいたご質問へのお答えが限られた時間の中で不十分だったこともあり、その時にお話しした内容を整理してご説明しようと思います。  概ね、中級の初めから半ばにかけて課題になることです。  最初のテーマです。  4番で間隔の広いオフセットパイロンのコースを走 . . . 本文を読む

ステロイド(カンフル剤) ~ その2 「スピードを上げる」

2007年01月31日 | 中級テクニック
 調子が悪いときに服用するもう一つの特効薬が「スピードを上げる」ということです。前の記事で紹介したのが「スピードを落とす」ですから、全く矛盾した表現に聞こえますが、実はスピードを上げることによって、小さくしっかりと回れるようになるのです。  スピードが不足しているということは、色々な悪さをもたらします。  スピードが足りないので、バイクを倒せない。つまり遠心力が足りない。倒せないのでハンドルが切 . . . 本文を読む

ステロイド(カンフル剤)~ その1 「スピードを落とす」

2007年01月26日 | 中級テクニック
目次のページを見ていただくとわかるのですが、最初に目次を立てた時から置いておいた項目で「ステロイド」というのがあります。「行き詰ったときに」とありますが、コーススラロームがイメージ通りに上手く走れなくてひどく落ち込んだ時に試してみると良い特効薬みたいなものがあると考えていました。  ステロイドというと、オリンピックのドーピングとかを連想して、イメージが悪いので「カンフル」と言い直した方が良い . . . 本文を読む

Zターンのバリエーション

2007年01月18日 | 中級テクニック
 07年1月7日の中級で出会ったZターンの話のフォローアップです。  あれはZターンのバリエーションだと書きましたが、それについて解説します。  Zターンという呼び方自体が俗称でしょうから、正調Zターンということもないのでしょうが、Zターンという字面にこだわれば、下図のようなものがZターンの基本形だと思います。  図の上半分が、まさしくZの字の形にラインが描かれる基本形だと思います。②と③の . . . 本文を読む

ブレーキ、アクセル、バンキング~初中級から中上級へ(3)

2006年12月02日 | 中級テクニック
 ブレーキ、アクセル、バンキングと、コーナリングの時の操作系三大要素を見てきましたが、これを総合すると、上図のような概念になります。  モニターを使ったスクールの時に紹介したように、アクセル開度、速度、ブレーキ、バンク角などが連動してコーナリングのスタイルを作ります。  初中級の人と上級の人のこれらの要素の違いを順に見てみましょう。  ブレーキですが、上級の人の方がコーナーの手前でスピードが上が . . . 本文を読む

ブレーキ、アクセル、バンキング~初中級から中上級へ(2)

2006年12月01日 | 中級テクニック
 次はバンキングについてです。  私がこれまで説明してきた基本コーナリングAでは、上図にあるようにコーナリング中にバンク角が高まっていくように描かれています。  小さい半径で回っている最中はアクセルを開けに行くことは難しいですから、アクセルを閉じている分、エンジンブレーキで車速は落ちて行きます。後ブレーキを引き摺っているとすれば、なおスピードが落ちて行きます。スピードが落ちていくことに対してバン . . . 本文を読む

ブレーキ、アクセル、バンキング~初中級から中上級へ(1)

2006年11月28日 | 中級テクニック
 初中級から中上級のクラスへレベルアップしていく中で、それまで考えて目指していたこととは違うことをアドバイスされたり、新たな目標を自ら設定するようになることがあります。つまり、操縦技能が全体に向上し、バランスやフォームや操縦動作がスムーズにないしは速やかなものに改善されることによって、それまで問題だったことに代わって別のことが課題になり、その結果、目指すべきものが変わってくるのです。  まず、ブ . . . 本文を読む

安全性の確保の視点(3)

2006年11月04日 | 中級テクニック
 環境要因的なリスクに関して、もう一つの話題です。上級の常連の人たちは皆知っているのですが、旧コース全般(特に4番から5番のエリア)では、水捌けを良くするために路面に傾斜がついています。上図のバリアブルのコースで言うと、中央を境として矢印の方向に下がる傾斜がついています。  最近の上級クラスでも、⑧のところで2名の転倒者が出ました。⑧の走り方はちょっと独特の要因がありますから、一概には言えません . . . 本文を読む

安全性確保の視点(2)

2006年10月31日 | 中級テクニック
 先の記事では、ブレーキの遅れによるオーバーランおよびミスコースによるオーバーランについて考えてみました。オーバーランについては、その他、a)ラインが膨らんでしまってオーバーランするケースと、b)アクセルの誤操作によるオーバーランのケースが典型的に考えられます。  そういうオーバーランによる転倒などの危険性を回避する着眼について、もう少し考えてみます。  a)は、コーナリング中に狙ったラインに対 . . . 本文を読む

「機材を活用したスクール」のモニター(5)

2006年10月25日 | 中級テクニック
 このシリーズの最後になります。「モニター」としての参加だったので、今後どのように開催・運営していくべきかの意見を交換する時間がスクールの最後にありました。その時、時間が足りずに説明が不十分になったことをお話しておきたいと思います。  データロガーを活用したスクールを考えると、三つくらいの活用方向が見えてきます。 a)データ・ログ・クリニック 一日データロガー付きの車両で走り回ってコースセッ . . . 本文を読む

「機材を活用したスクール」のモニター(4)

2006年10月23日 | 中級テクニック
 今度は中級クラスの人が計測するとどんな感じになるかという話をします。上図のVとWは、中級の中頃を走っている人のイメージを当日の参加者のデータを参考にして想定値として描いたものです。(特定の誰かと言うとご迷惑になるかと思いますので。もし当日のご参加者の方がこれを見て、「自分ではないか?」と思われたとしても、それは違います (^^♪)    X(仮にMイントラを想定してもらってもよいのですが)とV . . . 本文を読む

「機材を活用したスクール」のモニター(3)

2006年10月23日 | 中級テクニック
 次にログデータのパターンをどのように解釈し、活用するべきかということを考えてみましょう。前の記事でも示した図を再掲します。図のZに示された私のパターンについて検討します。  前の記事で「スローイン・ファーストアウト」を目指しているからなどと、偉そうに書いてしまいましたが、実際のデータはむしろ寝かして回る「ファーストイン・ファーストアウト(ラインB)」のパターンを示しているというべきでしょう。ライ . . . 本文を読む

機材を活用したスクールのモニター(2)

2006年10月20日 | 中級テクニック
 さて、モニタースクールの続きです。パソコン画面に現れたデータのパターンは、ライダーによって大きな違いが出ました。  図は、それぞれの特徴を、少し誇張して描いたパターンです。  X)は、基本のラインAに近いパターンです。イントラのMさん、上級組のMさんやHさんがこういうタイプで、アプローチからジワッとフロントブレーキをかけていき、リアブレーキを引き摺りながら旋回していきます。アクセルはコーナリング . . . 本文を読む

「機材を活用したスクール」のモニター(1)

2006年10月20日 | 中級テクニック
 ホンダ本社の安全運転普及本部に転籍されたYイントラさんが久しぶりに桶川に戻ってきました。そうです。新しいスクールの企画を携え、それを実験評価するべく、モニタースクールを実施しに来たのです。題して「機材を活用したスクール」です。内容は、データロガーと呼ばれるセンサーおよびセンサーデータを記録収集する装置を車両に装着し、車両の操作状態をモニターするデータコレクターを利用したセッションと、ビデオ撮りと . . . 本文を読む