10月8日に行われた貸切中級クラスのコースレイアウトです。かなり長い時間をかけてじっくりと走りこめたので、走っている間にかなりのタイムの改善をすることができました。
そこで今回はタイムの作り込みの手順と考え方についてご紹介したいと思います。 . . . 本文を読む
これは中級テクニックに属することだと思います。ハンドルを切って曲がるか、倒して回るかという話の続きです。
コーナリングのスピードを高めると遠心力が大きくなるので、それに対抗するためにバンク角を大きく(車体を倒す)します。また、同じスピードで走っていても旋回の半径が小さくなると遠心力が大きくなるのでバンク角を大きくする必要がおこります。旋回の半径はバンク角とハンドルの切れ角で合成される実舵角によ . . . 本文を読む
コーナーを旋回するときに、バイクを立ててハンドルを切って曲がるか、バイクを寝かせて小さな舵角で回るかという深遠な話題です。図らずもそう書きましたが、ハンドルでは「曲がる」、バンクでは「回る」という感覚がぴったりきます。
バイクの最小回転半径というのは、バイクを直立させてハンドルをフルロック(それ以上回らないところ、ストッパーに当たるところまで切った状態)にして回った時の前輪の回転半径と理解さ . . . 本文を読む
マシンコントロールを総合すると、いかにパイロンを「速く」回るかということが目標になります。一つのパイロンに対して素早く回るためには、色々な要素を次々と的確に処理していかなければなりません。
パイロンへのアプローチから順を追って考えると、以下のような要素を一つ一つスムーズに的確に素早くできるようにならなければなりません。これらをひとつずつ自分自身の課題として練習し、克服し、向上させていくことで . . . 本文を読む
スタートからいきなりUターンというコースレイアウトがありました。上図は上級のレイアウトですが、初級でもたまにはそういうことがあるようです。
こういう時に何が難しいかというと、速度ゼロから加速しながらスタートして、当然前輪の荷重が抜けているところで、バイクを倒し込み旋回していく必要があることです。アクセルを開けてスピードをつくろうとするとバイクは起き上ろうとしている訳ですし、しかもフロントに荷重 . . . 本文を読む
先に「アクセルの遊びをとる」という記事を書きましたが、ブレーキ操作やアクセル操作が木目細かくできるようになってくると、もっとちがった世界が見えてきます。
私自身がパイロンを回っている時には、実際にはアクセルの遊びをとるという動作は行っていません。ではどうしているかというと、フロントブレーキをかけるために人差指と中指をブレーキレバーに伸ばしていくときに同時にアクセルグリップを戻すのですが、遊び . . . 本文を読む
8月5日の市街地コースレイアウトを見ていて、難しかったところについて考えて見ました。図の①②が、右に倒し込んで回ってきた後、最小回転半径に近いところまで減速して切り返して小さく左Uターンを回るというパターンです。
先の記事で、直パイをイメージして切り返すということを書きましたが、厳密に言うと、これをこなすには、さらに二つのパターンがあります。
このパターンは基本的には以前に書いた、大きいR . . . 本文を読む
今回はZターンです。上図のレイアウトで、直パイのセットから次の直パイのセットに向かってオフセットさせたパイロンスラロームで、図の網掛けした部分をZターンといいます。文字通り、Z形にラインを作るパイロンの並びです。上図の例は、いかにも上級向けのコテコテの力仕事といったレイアウトですが、たまには中級でも作られることがあります。
こちらの図の下段のバリアブルでクランクの入り口の部分がZターン . . . 本文を読む
加減速を使ってダイナミックに直線パイロンスラロームをしていこうとすると、そのうちにイントラさんに「バイクと体の動きが合っていませんね」とか、「頭が上下に動いていますね」とか言われることが多くなってきたりします。
加減速を意識して加速の時に前傾し、減速の時に体が立つという自然な反応が起こるようになることが一つの原因です。体の方はそう動き、それに対してバイクの方は加減速が激しい分、前後の挙動が強 . . . 本文を読む
ここのところの記事を書きながら思っているのですが、初級の頃はともかくコースに従って走るのが一番の課題でいわば「走り抜けること」が目標だったように思います。
それがセルフステアを覚えてブレーキを使ったコーナリングができるようになると、ブレーキを使えるようになる前提として、いかにアクセルを開けるかということに関心が移ります。
そして、小さな区間でもアクセルを開けて強い加減速ができるようになると今度はそこで急激で小さな旋回をしようとする時に荷重の前後移動が気になるようになります。
ここで、再び、加減速を抑えたスムーズな旋回ということが目標になって来るように思います。
今回は、その前半部分で、加減速を使って直線パイロンスラロームをこなすというテクニックです。 . . . 本文を読む
今度は、間隔の短い直線パイロンスラロームです。4.5m間隔を長い方の基準にしてしまったので、間隔が短いというのは4m間隔ということになります。4m間隔だと、殆ど最小回転半径の半円Uターンの切り返しの連続というイメージになります。こんな狭い間隔の直パイを何本も打つことは上級でもめったにないと思うのですが(つまりこれはバランスファーストの練習になってしまい、少し筋が違う??)3、4本くらいなら立つこ . . . 本文を読む
左側の図は4.5mまたは5mの間隔で置かれた直線パイロンスラロームです。右側は1.5倍の間隔をとった、間隔の広い直線パイロンスラロームになります。免許試験では4.5mの間隔のスラロームになるので、それがある種の基準ということになるのでしょうが、桶川のような運転練習では、4.5mないしは5mの間隔が基本となるのでしょう。
そこで、右の6.75mないし7.5mの間隔のスラロームです。
初級の練習 . . . 本文を読む
先に書いた「大きいRから小さいRにつながるコーナー」の逆回りで、今度は小さいRから大きいRにつながるコーナーになります。加速しながら大きい方の回転半径に対してスピードとバンク角を合わせていかなければならないので、前者よりは難しくなると思います。
②③と最初のコーナーを回って次の大きいRに合わせて加速していくと前輪が浮いてバイクが倒れてくれなくなります。そこで止む無くブレーキを使って前輪を沈めて . . . 本文を読む
大きい回転半径のコーナーから続いて同じ回転方向の小さい回転半径のコーナーがあるときに、それを一つのコーナーとして連続的に回る方法です。
例えば、市街地のトイレの前のブロックを右回りに(南から北に向かってアプローチし東に)回り込むのはそういうセクションになります。
図の①,②,③が大きい回転半径で回り、そのままの体勢で次の③,④の小さい回転半径の旋回につなげます。
なぜ複合コーナーと呼ぶのか . . . 本文を読む
もう一つ単純な直線パイロンスラロームの話です。3本のスラロームが4本に増えるということなのですが、微妙な違いが出てきます。
4本のスラロームでも、上図に見るように、3本と同じように前後の余裕を使ってもっと間隔を広く使うような走り方が可能です。
4本が5本になると、中央の3本は前後が制約されて、完全に4.5mの間隔で走る必要が起こりますから、5本以上の場合は、入り口で間隔を変えずに初めから4.5 . . . 本文を読む