次の次のパイロンからラインを決めるという話の続きです。
上図は、クリッピングポイントを同じ位置にそろえましたが、次に向かうパイロンABCに対するアプローチについては考えていませんでした。
しかし、まったく同じ理屈によってABCの次のパイロンがどこにあるかによって、さらにABCに対するアプローチのラインが変わることになる筈です。例えばAの先が10メートル以上も離れた浅いコーナーのパイロンであればAをどういう回り方をしても次で態勢を整え直すことができるので、単純に一番回りやすいやり方で回ればよいのです。しかしその先が5メートル間隔のきついUターンになっているならば、考えなしに回ろうとするとそこで回りきれなくなってしまいます。
クリッピングをパイロン脇に合わせるように旋回円を決めるのが基本です。しかし、その次のパイロンが難しい場合には、その難しさに合わせて、手前から入って、次のパイロンが易しくなるようなラインに旋回円の位置を動かすようにします。そうなるようにアプローチの位置とエイペックス、クリッピングの位置を変えるのです。
左は①②③それぞれのパイロンの位置に合わせて普通にアプローチラインを決めています。
右は①の左ターンのパイロンに対して手前右側に旋回円を置いています。大回りになりますが、結果として、②のパイロンの旋回に向かって少しでも直線が取れるようになり、また②の旋回の円弧が小さい角度で回りきれるようになります。
これによって、②のコーナリングが楽に行えるようになります。あるいはその楽になった分の余裕を③のパイロンに対して振り向けることができます。
このように先々のパイロンの設定を考えながら走ることを、「ラインを逆算する」などと表現します。
コーススラロームでは、更地のオフセットパイロンと違って、路肩やすれ違いコースなどによって道幅や奥行きが制限されます。また回り終わった後に次のパイロンに向かわなければなりません。そのためにコーナーごとに難しさの違いが出てきます。一番難しいコーナーに照準を合わせて、そこを通りやすくするために、その一つ手前、二つ手前のパイロンをどのように通るかということを考えるのです。
まあ、あまり難しく考えすぎると走れなくなってしまいますし、初級の頃にそんなに難しいコースレイアウトはありません。
ですから単純に、このパイロン(コーナー)を回った後の次のパイロン(コーナー)が、「易しいコーナー」か「難しいコーナー」かを考えて(思い出して)、難しいコーナーであればこのパイロンを手前からアプローチし、易しいのであればこのパイロンは近付いてアプローチするという判断でよいでしょう。
前回と合わせて、とりあえずはということをまとめます。
①これからアプローチするパイロンXが深いコーナーであれば、手前側(左コーナーであればパイロン右手手前)からアプローチする。
②パイロンXが浅いコーナーであれば、パイロンに近いところからアプローチする。
③パイロンXの次のパイロンAのコーナーが「難しい≒狭い」コーナーであれば、Xを手前側からアプローチしてAに対する余裕をつくる。
④パイロンXの次のパイロンAのコーナーが「易しい≒広い」コーナーであれば、例えパイロンXに近付き過ぎても、何とかなる。
ということで、パイロンにアプローチする位置を自分なりに色々と試してみるとよいですね。
上図は、クリッピングポイントを同じ位置にそろえましたが、次に向かうパイロンABCに対するアプローチについては考えていませんでした。
しかし、まったく同じ理屈によってABCの次のパイロンがどこにあるかによって、さらにABCに対するアプローチのラインが変わることになる筈です。例えばAの先が10メートル以上も離れた浅いコーナーのパイロンであればAをどういう回り方をしても次で態勢を整え直すことができるので、単純に一番回りやすいやり方で回ればよいのです。しかしその先が5メートル間隔のきついUターンになっているならば、考えなしに回ろうとするとそこで回りきれなくなってしまいます。
クリッピングをパイロン脇に合わせるように旋回円を決めるのが基本です。しかし、その次のパイロンが難しい場合には、その難しさに合わせて、手前から入って、次のパイロンが易しくなるようなラインに旋回円の位置を動かすようにします。そうなるようにアプローチの位置とエイペックス、クリッピングの位置を変えるのです。
左は①②③それぞれのパイロンの位置に合わせて普通にアプローチラインを決めています。
右は①の左ターンのパイロンに対して手前右側に旋回円を置いています。大回りになりますが、結果として、②のパイロンの旋回に向かって少しでも直線が取れるようになり、また②の旋回の円弧が小さい角度で回りきれるようになります。
これによって、②のコーナリングが楽に行えるようになります。あるいはその楽になった分の余裕を③のパイロンに対して振り向けることができます。
このように先々のパイロンの設定を考えながら走ることを、「ラインを逆算する」などと表現します。
コーススラロームでは、更地のオフセットパイロンと違って、路肩やすれ違いコースなどによって道幅や奥行きが制限されます。また回り終わった後に次のパイロンに向かわなければなりません。そのためにコーナーごとに難しさの違いが出てきます。一番難しいコーナーに照準を合わせて、そこを通りやすくするために、その一つ手前、二つ手前のパイロンをどのように通るかということを考えるのです。
まあ、あまり難しく考えすぎると走れなくなってしまいますし、初級の頃にそんなに難しいコースレイアウトはありません。
ですから単純に、このパイロン(コーナー)を回った後の次のパイロン(コーナー)が、「易しいコーナー」か「難しいコーナー」かを考えて(思い出して)、難しいコーナーであればこのパイロンを手前からアプローチし、易しいのであればこのパイロンは近付いてアプローチするという判断でよいでしょう。
前回と合わせて、とりあえずはということをまとめます。
①これからアプローチするパイロンXが深いコーナーであれば、手前側(左コーナーであればパイロン右手手前)からアプローチする。
②パイロンXが浅いコーナーであれば、パイロンに近いところからアプローチする。
③パイロンXの次のパイロンAのコーナーが「難しい≒狭い」コーナーであれば、Xを手前側からアプローチしてAに対する余裕をつくる。
④パイロンXの次のパイロンAのコーナーが「易しい≒広い」コーナーであれば、例えパイロンXに近付き過ぎても、何とかなる。
ということで、パイロンにアプローチする位置を自分なりに色々と試してみるとよいですね。
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