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コーススラロームの基本テクニックその2~出口の角(縁石の角)を狙う

2006年07月16日 | 初級テクニック
 コーススラロームでも、市街地コースの場合は公道を模したつくりになっていて、縁石と芝生のブロックで走行場所が制限されています。普通に公道を走るときもそうでしょうが、初級クラスのライダーの「道なり」という走り方を考えると、「基本的に道路の真ん中を走る」ということと、「もし曲がり切れなければ、道幅を一杯に使って膨らんで走る」という二つの原理で走行ラインが決まっている可能性があります。
 そうすると上図のような走行ラインになると思います。

 市街地のラインの作り方の基本は、下の図のようにブロックの出口で縁石の角をかすめるように旋回ラインをとります。
 下図では、Uターンの切り返し連続のコースになっていますが、一つひとつのコーナーを別々のものとして考えても、ラインのとり方は基本的に同じです。



 基本的には④と⑥の角をクリッピングポイントにとるようにして旋回円を作ります。パイロンコーススラロームと違って、道なりにもっと大きな回転半径の旋回円を作ることが多いのですが、クリッピングポイントをパイロンの脇にとるという考え方は同じで、その仮想のパイロンが出口の角(④ないし⑥)のちょっと内側に置いてあると考えればよいわけです。
 コーナーのアプローチ側の③とか⑤へのラインはどこを通るかということは気にしないで、自分が走る速度と回転半径に対する旋回スピードを考えて、結果として出口で④⑥の角に付けられるように走ることを目指します。
 結果としてこのケースでは、④から⑤に向かって赤い矢印線で示したような加減速を行うスペースが取れますし、また小さいコーナーで、より難しい⑤⑥に対して道幅一杯を使ったアプローチができるようになっています。このように走れると、ぐっとメリハリの利いた走り方になります。
 市街地コースの場合でも、次の次のコーナーを考えてラインを決めることは必要なので、それによっては出口の角に付けないで、もっと別のラインを通ることもありますが、それは特別な要因によっていると考えます。基本は出口の角に付けるようにします。

 もしも、自分の旋回のスキルを考えたときに、もっと小さく回ることが可能であれば、アプローチ側の③と⑤も縁石の角に近付いたラインを走ることもできます。
 それはそれで好ましいことで、その場合の走行ラインは下図のようになります。中級から上級にかけて小さく回るテクニックが身に付けば、やがてはこういうラインに発展していきます。



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2 コメント

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Unknown (くにっち)
2006-07-18 12:58:55
補足的に・・・(汗)



慣れてない方は④⑥の角を取るように走るってことに加えて、

④を曲がりきったあとの切り返しをする際に

フロントタイヤが①④で結ぶ辺に出来るだけ近づくようにすしてから⑤⑥の旋回に入るようにすると、

@sushiさんのイメージがハッキリと伝わると思いますよ。



コツとしては④を曲がる際にスピードを殺し気味にして、

小さめに曲がるといいですよ~

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くにっちさん (@sushi)
2006-07-19 17:11:53
くにっちさん、まいど!



なるほどと思ったので、新しい図を起こしてみました。

http://blog.goo.ne.jp/sushi306/e/79580e6f0bd2a7933570d2260fc34014



ありがとうございました
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