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中級バリアブル攻略法(その4:左上のセクション)

2006年05月30日 | 中級レイアウト
バリアブル基本レイアウトの「左上」の部分です。
初級から中級にかけて「なんとなく」走ってしまいがちなところです。しかし中級に初めて参加する頃から中級の先頭を走る頃までの間で、走り方は随分かわってきます。

総じて言えば、⑪と⑬の右ターンについては「小さく回る」「次のコーナーへの直線を作りアクセルを開ける」へのレベルアップがテーマです。
また⑫と⑭については、少し大きめの回転半径にどのように対処するかが、テーマです。

(a)今、バリアブルを2速で走っている方は‥‥‥‥。
初級でもっとスムーズに走りたいという段階だと思われます。
2速で走る場合は、なるべくスピードを維持したままスムーズな円弧を描くようにします。上段の図で、青の点線が円弧を描いていますが、ギクシャクすることなく右ターン、左ターンと連続的に円弧を切り返すというイメージを追求します。アクセルをあまりいじらないで、スムーズな体重移動を心がけましょう。

(b)バリアブルを1速で走っているがギクシャクするという方は‥‥‥‥。
中級に参加して間もない頃ではないでしょうか。
このセクションはコーナーとコーナーの間隔が狭いので加減速をどのように作るかということが難しいだろうと思います。
1速で頑張って走っている場合、ラインとしては上段の図のようなラインとなると思いますが、⑪と⑫の間の切り返しは直スラをイメージして、加速+エンブレのリズムを作ります。特に⑭は180度を越えるコーナーになるので、エンブレで回ってアクセル全閉のまま我慢すると失速しやすくなります。⑭はリアブレーキを使ってスピードとアクセル開度を維持するようにしてみましょう。

(c)⑪と⑫の間でアクセルを開けられる人は‥‥‥‥。
2速で走っていても小さく回れて⑪から⑫に向かってアクセルを開けられる人は次のラインに挑戦してください。1速で走っている場合もアクセルを開けられる余裕があるならば同様に考えます。

⑫に向かって直線を作り加速できるようにします。この時に⑫は奥にもう一本仮想のパイロンがあることをイメージして、ラインの頂点を奥に取ります。図の青い丸印が「オフセットパイロンスラロームの基本ライン」を意識したパイロンの位置です。このラインではコーナリングの最後にパイロンの真横に来ます。そういうパイロンに対するアプローチラインを逆算すると青い丸の位置にパイロンがあるオフセットパイロンの回り方に相当するということです。
それによって、大回りすることになるのですが、旋回する場所と加速する場所を明確に分けて考えることができるようになります。
1速で走っている人の場合は、1速でエンジンブレーキが効く分、加速も出来るのですがブレーキングがエンブレ任せになってしまうため回り終った時に失速しやすくなります。より小さく旋回するか、リアブレーキを踏みながらアクセルを開けるかということを考えて選択していく必要があります。

(d)⑪と⑫の間でアクセルだけでなく、フロントブレーキも使える人は‥‥‥‥。
上記のような回り方ができるようになると、⑪から⑫に向かうラインと⑬から⑭に向かうラインで十分に加速ができるようになり、結果として、ブレーキを使うことができるようになります。
その段階では、⑪と⑬はラインAラインCで小さく回り、⑫と⑭はラインBで速いスピードで回るという(ある意味で大人の)選択ができるようになると思います。


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