
2017年06月09日HuffPost Japanのタイトルに驚く! 『【コミー元FBI長官が証言】トランプ大統領との会話をメモ⇒報道機関にリークするため友人と共有していた』(ハフポスは今までトランプ叩きの急先鋒だったのに、・・・)
新しいアメリカ大統領であるドナルド・トランプの司法妨害での弾劾を主張していた米民主党とかマスメディアが期待した『爆弾』である、(トランプ大統領に罷免された)ジェームズ・コミー連邦捜査局(FBI)元長官の6月8日午前(日本時間8日夜)、上院・情報特別委員会の公聴会の証言した内容であるが、思わず『なんじゃ。こりゃ!』と言いたくなるような何ともお粗末な結末に終わった。
議会で宣誓して行ったコミー証言ですが、基本的に今までワシントン・ポストとかニューヨーク・タイムス、CNNなどリベラル派メディアが散々報道していた内容(トランプ大統領の悪口雑言)が、実はコミーFBI(連邦捜査局)長官によるマスコミへのリークだったと、満天下に証明して仕舞っただけ。
コミー長官の議会証言では、(大いに期待されていたのにもかかわらず)何も新しい事実は出てこなかったのでメディアが画策していた『司法妨害での大統領弾劾』は頓挫してしまう。
基本的に今までの新聞報道を確認した程度だった。丸っきりの期待外れも甚だしい『大全鳴動ネズミ一匹』である。
仕方がないので、コミー証言後にワシントン・ポストとかニューヨーク・タイムスが新たに言い出したのは『トランプ大統領はロシアの米大統領選介入に関心を示さなかった』と大幅にトーンダウン。(必死でメディアは引き分け『勝負無し』を装ているが)リベラルメディアの完敗(トランプの完勝)に終わる。
しかも、必然的にコミー証言では、今までマスコミ全員が必死で隠していた(実は全員が知っていた)とんでもないことが明らかになって仕舞った。
何と、旧民主党政権に忠誠を誓う捜査当局(コミーFBI長官)が選挙で選ばれた新政権(トランプ大統領)の足を引っ張ろうと、野党民主党系のメディアに意識的に情報を漏洩していたのですよ。(公務員が業務上知り得たプライベートな情報を勝手にマスコミにリークするのは守秘義務違反で、明らかな犯罪である。医師や弁護士よりも今回のような警察当局の方がより責任は重い)
これではトランプ大統領のコミー長官解任の判断が正しかったと、米議会で自から証明したような話である。土壇場で形勢不利と見たコミー(泥棒ネズミ)が民主党やメディアを裏切って逃げ出した可能性が高い。
『2016年始め(米大統領の予備選)から血みどろのCivil War(内戦)状態に突入していた超大国アメリカ』
今のアメリカですが実質的に6年前の2011年から内戦に突入したシリアと同じで、選挙で選ばれた正統政府に不満な反政府派(アメリカの場合には選挙で負けた旧民主党政権側やマスコミの連合軍)が実力で大統領の首を取ろうと必死になっているのですから怖ろしい。
ヘッジファンドのジョージ・ソロスの『強制民主化』など、ブッシュ共和党やオバマ民主党と『政権政党』は違ってもアメリカの歴代政権による東欧や旧ソ連圏での『カラー革命』、2011年から始った『アラブの春』と、国は違っているのに内容的に良く似た模倣事件(実力による政権転覆)が頻発していたのである、
ところがである。胡散臭いし危険極まるメイドイン・USAの『強制民主化』が、とうとうブーメランのように総本山のアメリカ本国にも飛び火したのである。
今のアメリカですが一言で分かり易く解説すると、『選挙の結果を絶対認めない』とメディアと旧政権側が主張しているのですか、これは事実上のクーデターだった。
いくら選挙結果に不満があっても、次の選挙まで4年間待つのが民主主義の基本中の基本、イロハのイである。ところが今のリベラル派はその民主主義の基本原則を否定して実力での政権奪取を考えているのですから怖ろしい。(議会制民主主義への挑戦であり、勝っても負けても間違いなく社会が大混乱する)

『大きく様変わりしていた菅官房長官の記者会見の雰囲気 』
テレビニュースを見て驚いた。何時もは上から目線で、記者会見で説明を一切拒んで、『承知していない。』とか『そのような批判は当たらない』『法に則って適切に対処している』を多用する、あの悪代官の菅官房長官が6月8日金曜日の記者会見では、うなだれていましたよ。
声も弱弱しいし、丸っきりの負け犬状態。
何と、『答えていない』として記者が、菅官房長官に対して同じ質問を繰り返していたのです。これはアメリカなど外国では当然だが記者クラブ制度がある日本では驚天動地の大珍事ですよ。(新聞社に所属していないフリージャーナリストが今年度から打ち切られる自主避難者への家賃補助を、所轄する復興大臣に何度も質問して、激昂した大臣が暴言を吐く事件がテレビでも放映されているが、これは普通では起きない種類の珍事である)
6月9日の毎日新聞オピニオン欄では言語学者の金田一秀穂教授が、記者会見で菅官房長官が、多用する、『承知していない。』とか『そのような批判は当たらない』とは討論を拒否している言葉だと指摘しているのですが、なんと、東京新聞の女性記者が早速金田一さんの言葉を実践していた。
あの安倍お友達記者の『強姦もみ消し』事件を記事に大きく書いたのは東京新聞だけだったが、9日には毎日新聞も大きく報じています。
アメリカのコミー長官証言と同じで、日本国でも風向きが唐突に、大きく変わったようですよ。(私だけの見間違いではなく、6月11日のTBS系列のサンデーモーニングでも、8日金曜日の菅官房長官の何時もとは大きく違っていた様子が取り上げられていた)
(資料、1)
『6月8日午前 菅官房長官会見』(鋭く追及する記者と、青ざめ言葉を失う菅官房長官)文字起こし
1、加計問題関連
記者
「東京新聞の望月です。
今日の週刊文春の前川前事務次官の告発で、読売新聞が出会い系バーを報じた前日に、文科省の藤原誠初等中等教育局長は、和泉洋人秘書官から『ちょっと考えたってください』、同じタイミングで読売新聞の取材があり、翌日に出会い系バーの報道が出た。
このことを和泉補佐官は文春の取材に否定をしているが、菅さんは、何かご存知でしょうか。」(記者の質問の要約、以下省略)
菅義偉(官房長官)
「まあ、本人が否定しているんですから、その通りじゃないですか。」(菅官房長官は全文掲載)
記者
「藤原さんからの・・・」
菅義偉(官房長官)
「名前言ってください。」
記者
「東京新聞望月です。
藤原さんに、和泉さんがお願いをして働きかけはしていないという。」
菅義偉(官房長官)
「私は承知してませんけれども、本人が否定しているんであれば、そうだと思います。」
記者
「東京新聞、望月です。
出会い系バー通いは杉田副長官が昨年の秋に注意している。
前回(6月6日)、『承知はしていない』というご回答だったと思いますが。
杉田さんは、その時期になぜ前川さんの行動が把握できたのか。
官邸は基本的に、今の全省庁の事務次官の行動確認等を行っているのか。
同時期に、読売新聞社も取材している。
関連性があるのか。
『承知してない』なら、杉田副長官に確認して、実際なぜこの時期にそういうことを知りえたのかをお聞き願いたい」
記者
「東京新聞、望月です。
前川さんのバー通いは、昨日も国会で『あるまじき行為だ』とあり、杉田副長官は前川に注意している。
杉田副長官は、通常、前川事務次官級の方たちの、身辺調査、行動確認をしているということか。」
菅義偉(官房長官)
「私は承知していません」
菅義偉(官房長官)
「あの、まったく今言われていることは、あー、私は失礼な話だというふうに思います。
報道、報道社に対してもですね。
そこは、直接、そちらに取材されたらどうですか。
私が答える立場でありません。」
記者
「東京新聞、望月です。
公文書管理について、
文春で福田康夫元首相もですね、『今回、安倍、安倍政権の公文書の管理というのはなっていない』。
『森友の件も加計の件もそうだ、で、保存のために作った法律を廃棄のための根拠にしている』。
『官僚もどこを向いて仕事をしているのか、国民のことを、えー、ないがしろにしているんではないか』
公文書管理の取り扱いについて、今や前川さんだけでじゃなく複数の方から加計文書の告発が相次いでいる。
もう一度、文書の公開、第三者による調査が必要ではないか」
菅義偉(官房長官)
「あのー、そこについてですね、我が国、法治国家ですから、その法律にもとづいて、えー、適切に対応している。こういう風に思います。」
記者
「東京新聞望月です。
匿名で出所がはっきりしないことは調べないとの回答ですが、公益通報者保護法のガイドライン3頁『匿名による通報人についても、可能な限り、実名による通報と同様の取り扱いを行うよう努める』。
法治国家なら、保護法のガイドラインにそって、文書があるのかないのかを、政府で調べると思うんですが、どうでしょう。」
菅義偉(官房長官)
「まずですね、あのー、民進党のほうから、文書の提示があって、それについて文部科学省の方で調査をした結果、文書は確認されていない、という報告があります。
それと、その上で、えー、さまざまな指摘をふまえて文部科学省において検討した結果、出所や、入手経路が明らかにされない文書についてはその存否や内容などの確認の調査を行う必要ないと判断したと、こういうようにも承知をしておりますと。
これ、二回目のやつですよね。
で、現在もそうした状況には変わらないものと考えておりますが、いずれにしろ文部科学省において、これは、考えらるものだと、いうふうに思います。」
記者
「東京新聞、望月です。
共有ホルダーになかったというご回答ですが、その後共有ホルダーにあって現在でも複数の文科省の職員が持っているという匿名の告発が出る。
本当に共有ホルダーがあったかないか、文科省や政府ではなく第三者が調べる必要がある。」
菅義偉(官房長官)
「あの、そこはですね。あのー、文部科学省のほうでですね、えー、その、いろんなことがあった、後に、その指摘を踏まえて、えー、検討した結果ですね、えー、そ、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はないと判断をしたと。そういう風に報告を受けています。」
記者(5:37)
「東京新聞、望月です。
判断したのは文科省、松野文科大臣となっているが、文科省の判断というより官邸の最高レベル、安倍総理や菅官房長官の判断がなければ『無い』と出来ない。
文科省が、そう判断したというより安倍総理、菅さんたちが、このように判断しているということじゃないか」
菅義偉(官房長官)
「そこはありえません。
それは、それぞれ、役所、において判断をすると。
それにつきます。」
記者(6:20)
「加計学園で、前事務次官が1月5日に、松野大臣に天下りで辞意を表明。
そこで松野大臣が杉田官房副長官に伝えに行った。
前回の質問では、杉田副長官が、その時に『3月の定年までいさせてくれ』と複数の証言を得ていると、官房長官自身が話したが。
松野大臣と杉田さん以外に関係者はいない、複数という方、公人であるならば、どなたが言ったか、教えていただけませんか。」
菅義偉(官房長官)(7:05)
「あの、複数であることは、あのー、勿論承知しております。」
記者(7:10)
「望月です。
ど・な・た・が、あの、杉田さん以外に。
松野大臣はノーコメント、菅さんの話も前川さんの話もどちらについてもいえないという板ばさみ状況・・・」
菅義偉(官房長官)
「いやいや。」
記者
「松野大臣は、官房長官には、前川さんが辞意表明ではなく『三月までいさせてくれ』と伝えしているんですか。」
菅義偉(官房長官)(7:38)
「あの、この件について、大臣と直接話してません。
ただ、いずれにせよ、そうした人事については、あの、前裁きを、おー、事務の副長官、で、人事局・・・のところで行なっていますので、そういう中で、えー、私に報告があったということです。」
記者(7:57)
「望月です。
そうすると、杉田さん以外にどなたが、前川氏の辞意を伝えたか、名前を出すことはできないということですか。」
菅義偉(官房長官)(8:04)
「もちろん、私、承知してますけども。
まずですね、あの、定年延長について、あの、1月上旬に、文部科学省の方から打診があったことは事実です。
これ1月上旬です。
さらに言えば、定年延長も話があった後に、前川氏本人から副長官に対して、『せめて3月まで次官を続けさせてほしい』という話はあったと。
このことは昨日の国会で、聞かれたもんですから申し上げております。」
記者(8:38)
「東京新聞望月です。
文科省の方から打診があったということですが、これはどなたからそのような打診が・・・」
菅義偉(官房長官)
「それは前川さんがよく知ってらっしゃると思います。」
記者(8:58)
「加計関連。
FNN、テレ朝、NHK、朝日、文春、それぞれ現役の文科省職員の証言を聞いて、文書あったという報道をしているが、長官、これら大手・・・1、2、3、4・・・4つ5つ全て嘘だと、信用できないという風にお考えでしょうか。」
菅義偉(官房長官)(9:24)
「私は嘘だとは言っておりません。
このことについてはですね、えー、様々なご指摘を受けて、文部科学省において検討した結果、出所や入手経緯が明らかにされていない文章についてはその存否や内容なども確認の調査をおこなう必要がない。そのように判断をしたということです。
そして現在もその条件に変わりないものと考えておりますが、いずれにしろ文部科学省において考えられるものだという風に承知しております。」
記者
「ジャパンタイムスです。
このやりとり、ずっとやっているが、なぜ『そう考えるのか』の理由が全然説明がない。
証拠がないと、水掛け論になる。
物証の調査でコンピューターの調査しかない。そこを拘わられるのは、どうにも不可解。
要するに、もうやりたくないとしか聞こえないんですけど。」
菅義偉(官房長官)
「あのー、その後のご指摘をふまえて、文部科学省において検討した結果ですよ、出所や入手経緯が明らかにされてない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はない。
このように文科省で判断した。
で現在もそうした条件には変わりないという風に考えてます。
いずれにしても、文科省が、あー、考えられるものであると、こういう風に承知しています。」
記者
「同じことしかおっしゃっていない。
それは、FNN、テレ朝、NHK、朝日、文春の報道が信用できないと。調査に値しないと」
菅義偉(官房長官)
「っていうのは、申し上げたとおりですよ。
『存否や内容などの確認の調査を行う必要はない』という判断を下したということです。」
記者
「おっしゃっていないんですよ。
なぜ、そう判断されるのかって、理由付けがゼロ、
存否は確認てなくて、結論になぜそうなんですか。
物証がないと水掛け論になるんでコンピューターの調査をされたらどうですか」
菅義偉(官房長官)
「いずれにせよ、文部科学省において、えー、そこは考えられるものと、承知しております。そういうことです。」
記者(11:23)
「関連です。
何回も繰り返した、『匿名など出所不明は扱えない』は政府が作った公益者、通報制度の保護の法の精神に精神に反する。このことについて、的確なご回答していない、お答えいただけますか。」
菅義偉(官房長官)
「今、私が申し上げた通りです。」
記者
「東京新聞です。
先ほど『文書は嘘だとは言っていない』という・・・(菅「はい?」(尋ねるように))
という発言、今、はじめて聞いた。
一番はじめに出たときに、『怪文書』だった。
辞書で『無責任で、中傷的、暴露的、出所不明な文書』、つまり、『本物ではない』というような言い方。
現在、この文書について、嘘だとは思わないということですか。」
菅義偉(官房長官)
「ちょっと分けてください。
私が嘘だと・・・嘘じゃないと言ったのは、この間、メール文書などの証言をされましたよね、あのー、告発というんですか。皆さん方、言ってますよね。
で、それについて、文部科学省で検討した結果、出所・入手経緯が明らかにされてない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はない、と判断をしたと、こういう風に私は申し上げています。
で現在もそうした条件には変わりないと。」
記者
「文春調査で、『前川の証人喚問を必要だ』に賛成が86%、内閣の支持率が22%、日経のオンライン調査でも同程度。
調査の必要がないという政府の姿勢が、国民の理解を得られていない。
今、政府、文科省側の回答が国民にとってまったく納得・理解ができないものになっている。
このことについて、菅官房長官はどうお考えですか。」
菅義偉(官房長官)
「ですから、それは法律に基づいて、適切に対応すると。」
★注、
『続、大山鳴動してネズミ一匹が逃げ出す (資料2)』へ続く、
新しいアメリカ大統領であるドナルド・トランプの司法妨害での弾劾を主張していた米民主党とかマスメディアが期待した『爆弾』である、(トランプ大統領に罷免された)ジェームズ・コミー連邦捜査局(FBI)元長官の6月8日午前(日本時間8日夜)、上院・情報特別委員会の公聴会の証言した内容であるが、思わず『なんじゃ。こりゃ!』と言いたくなるような何ともお粗末な結末に終わった。
議会で宣誓して行ったコミー証言ですが、基本的に今までワシントン・ポストとかニューヨーク・タイムス、CNNなどリベラル派メディアが散々報道していた内容(トランプ大統領の悪口雑言)が、実はコミーFBI(連邦捜査局)長官によるマスコミへのリークだったと、満天下に証明して仕舞っただけ。
コミー長官の議会証言では、(大いに期待されていたのにもかかわらず)何も新しい事実は出てこなかったのでメディアが画策していた『司法妨害での大統領弾劾』は頓挫してしまう。
基本的に今までの新聞報道を確認した程度だった。丸っきりの期待外れも甚だしい『大全鳴動ネズミ一匹』である。
仕方がないので、コミー証言後にワシントン・ポストとかニューヨーク・タイムスが新たに言い出したのは『トランプ大統領はロシアの米大統領選介入に関心を示さなかった』と大幅にトーンダウン。(必死でメディアは引き分け『勝負無し』を装ているが)リベラルメディアの完敗(トランプの完勝)に終わる。
しかも、必然的にコミー証言では、今までマスコミ全員が必死で隠していた(実は全員が知っていた)とんでもないことが明らかになって仕舞った。
何と、旧民主党政権に忠誠を誓う捜査当局(コミーFBI長官)が選挙で選ばれた新政権(トランプ大統領)の足を引っ張ろうと、野党民主党系のメディアに意識的に情報を漏洩していたのですよ。(公務員が業務上知り得たプライベートな情報を勝手にマスコミにリークするのは守秘義務違反で、明らかな犯罪である。医師や弁護士よりも今回のような警察当局の方がより責任は重い)
これではトランプ大統領のコミー長官解任の判断が正しかったと、米議会で自から証明したような話である。土壇場で形勢不利と見たコミー(泥棒ネズミ)が民主党やメディアを裏切って逃げ出した可能性が高い。
『2016年始め(米大統領の予備選)から血みどろのCivil War(内戦)状態に突入していた超大国アメリカ』
今のアメリカですが実質的に6年前の2011年から内戦に突入したシリアと同じで、選挙で選ばれた正統政府に不満な反政府派(アメリカの場合には選挙で負けた旧民主党政権側やマスコミの連合軍)が実力で大統領の首を取ろうと必死になっているのですから怖ろしい。
ヘッジファンドのジョージ・ソロスの『強制民主化』など、ブッシュ共和党やオバマ民主党と『政権政党』は違ってもアメリカの歴代政権による東欧や旧ソ連圏での『カラー革命』、2011年から始った『アラブの春』と、国は違っているのに内容的に良く似た模倣事件(実力による政権転覆)が頻発していたのである、
ところがである。胡散臭いし危険極まるメイドイン・USAの『強制民主化』が、とうとうブーメランのように総本山のアメリカ本国にも飛び火したのである。
今のアメリカですが一言で分かり易く解説すると、『選挙の結果を絶対認めない』とメディアと旧政権側が主張しているのですか、これは事実上のクーデターだった。
いくら選挙結果に不満があっても、次の選挙まで4年間待つのが民主主義の基本中の基本、イロハのイである。ところが今のリベラル派はその民主主義の基本原則を否定して実力での政権奪取を考えているのですから怖ろしい。(議会制民主主義への挑戦であり、勝っても負けても間違いなく社会が大混乱する)

『大きく様変わりしていた菅官房長官の記者会見の雰囲気 』
テレビニュースを見て驚いた。何時もは上から目線で、記者会見で説明を一切拒んで、『承知していない。』とか『そのような批判は当たらない』『法に則って適切に対処している』を多用する、あの悪代官の菅官房長官が6月8日金曜日の記者会見では、うなだれていましたよ。
声も弱弱しいし、丸っきりの負け犬状態。
何と、『答えていない』として記者が、菅官房長官に対して同じ質問を繰り返していたのです。これはアメリカなど外国では当然だが記者クラブ制度がある日本では驚天動地の大珍事ですよ。(新聞社に所属していないフリージャーナリストが今年度から打ち切られる自主避難者への家賃補助を、所轄する復興大臣に何度も質問して、激昂した大臣が暴言を吐く事件がテレビでも放映されているが、これは普通では起きない種類の珍事である)
6月9日の毎日新聞オピニオン欄では言語学者の金田一秀穂教授が、記者会見で菅官房長官が、多用する、『承知していない。』とか『そのような批判は当たらない』とは討論を拒否している言葉だと指摘しているのですが、なんと、東京新聞の女性記者が早速金田一さんの言葉を実践していた。
あの安倍お友達記者の『強姦もみ消し』事件を記事に大きく書いたのは東京新聞だけだったが、9日には毎日新聞も大きく報じています。
アメリカのコミー長官証言と同じで、日本国でも風向きが唐突に、大きく変わったようですよ。(私だけの見間違いではなく、6月11日のTBS系列のサンデーモーニングでも、8日金曜日の菅官房長官の何時もとは大きく違っていた様子が取り上げられていた)
(資料、1)
『6月8日午前 菅官房長官会見』(鋭く追及する記者と、青ざめ言葉を失う菅官房長官)文字起こし
1、加計問題関連
記者
「東京新聞の望月です。
今日の週刊文春の前川前事務次官の告発で、読売新聞が出会い系バーを報じた前日に、文科省の藤原誠初等中等教育局長は、和泉洋人秘書官から『ちょっと考えたってください』、同じタイミングで読売新聞の取材があり、翌日に出会い系バーの報道が出た。
このことを和泉補佐官は文春の取材に否定をしているが、菅さんは、何かご存知でしょうか。」(記者の質問の要約、以下省略)
菅義偉(官房長官)
「まあ、本人が否定しているんですから、その通りじゃないですか。」(菅官房長官は全文掲載)
記者
「藤原さんからの・・・」
菅義偉(官房長官)
「名前言ってください。」
記者
「東京新聞望月です。
藤原さんに、和泉さんがお願いをして働きかけはしていないという。」
菅義偉(官房長官)
「私は承知してませんけれども、本人が否定しているんであれば、そうだと思います。」
記者
「東京新聞、望月です。
出会い系バー通いは杉田副長官が昨年の秋に注意している。
前回(6月6日)、『承知はしていない』というご回答だったと思いますが。
杉田さんは、その時期になぜ前川さんの行動が把握できたのか。
官邸は基本的に、今の全省庁の事務次官の行動確認等を行っているのか。
同時期に、読売新聞社も取材している。
関連性があるのか。
『承知してない』なら、杉田副長官に確認して、実際なぜこの時期にそういうことを知りえたのかをお聞き願いたい」
記者
「東京新聞、望月です。
前川さんのバー通いは、昨日も国会で『あるまじき行為だ』とあり、杉田副長官は前川に注意している。
杉田副長官は、通常、前川事務次官級の方たちの、身辺調査、行動確認をしているということか。」
菅義偉(官房長官)
「私は承知していません」
菅義偉(官房長官)
「あの、まったく今言われていることは、あー、私は失礼な話だというふうに思います。
報道、報道社に対してもですね。
そこは、直接、そちらに取材されたらどうですか。
私が答える立場でありません。」
記者
「東京新聞、望月です。
公文書管理について、
文春で福田康夫元首相もですね、『今回、安倍、安倍政権の公文書の管理というのはなっていない』。
『森友の件も加計の件もそうだ、で、保存のために作った法律を廃棄のための根拠にしている』。
『官僚もどこを向いて仕事をしているのか、国民のことを、えー、ないがしろにしているんではないか』
公文書管理の取り扱いについて、今や前川さんだけでじゃなく複数の方から加計文書の告発が相次いでいる。
もう一度、文書の公開、第三者による調査が必要ではないか」
菅義偉(官房長官)
「あのー、そこについてですね、我が国、法治国家ですから、その法律にもとづいて、えー、適切に対応している。こういう風に思います。」
記者
「東京新聞望月です。
匿名で出所がはっきりしないことは調べないとの回答ですが、公益通報者保護法のガイドライン3頁『匿名による通報人についても、可能な限り、実名による通報と同様の取り扱いを行うよう努める』。
法治国家なら、保護法のガイドラインにそって、文書があるのかないのかを、政府で調べると思うんですが、どうでしょう。」
菅義偉(官房長官)
「まずですね、あのー、民進党のほうから、文書の提示があって、それについて文部科学省の方で調査をした結果、文書は確認されていない、という報告があります。
それと、その上で、えー、さまざまな指摘をふまえて文部科学省において検討した結果、出所や、入手経路が明らかにされない文書についてはその存否や内容などの確認の調査を行う必要ないと判断したと、こういうようにも承知をしておりますと。
これ、二回目のやつですよね。
で、現在もそうした状況には変わらないものと考えておりますが、いずれにしろ文部科学省において、これは、考えらるものだと、いうふうに思います。」
記者
「東京新聞、望月です。
共有ホルダーになかったというご回答ですが、その後共有ホルダーにあって現在でも複数の文科省の職員が持っているという匿名の告発が出る。
本当に共有ホルダーがあったかないか、文科省や政府ではなく第三者が調べる必要がある。」
菅義偉(官房長官)
「あの、そこはですね。あのー、文部科学省のほうでですね、えー、その、いろんなことがあった、後に、その指摘を踏まえて、えー、検討した結果ですね、えー、そ、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はないと判断をしたと。そういう風に報告を受けています。」
記者(5:37)
「東京新聞、望月です。
判断したのは文科省、松野文科大臣となっているが、文科省の判断というより官邸の最高レベル、安倍総理や菅官房長官の判断がなければ『無い』と出来ない。
文科省が、そう判断したというより安倍総理、菅さんたちが、このように判断しているということじゃないか」
菅義偉(官房長官)
「そこはありえません。
それは、それぞれ、役所、において判断をすると。
それにつきます。」
記者(6:20)
「加計学園で、前事務次官が1月5日に、松野大臣に天下りで辞意を表明。
そこで松野大臣が杉田官房副長官に伝えに行った。
前回の質問では、杉田副長官が、その時に『3月の定年までいさせてくれ』と複数の証言を得ていると、官房長官自身が話したが。
松野大臣と杉田さん以外に関係者はいない、複数という方、公人であるならば、どなたが言ったか、教えていただけませんか。」
菅義偉(官房長官)(7:05)
「あの、複数であることは、あのー、勿論承知しております。」
記者(7:10)
「望月です。
ど・な・た・が、あの、杉田さん以外に。
松野大臣はノーコメント、菅さんの話も前川さんの話もどちらについてもいえないという板ばさみ状況・・・」
菅義偉(官房長官)
「いやいや。」
記者
「松野大臣は、官房長官には、前川さんが辞意表明ではなく『三月までいさせてくれ』と伝えしているんですか。」
菅義偉(官房長官)(7:38)
「あの、この件について、大臣と直接話してません。
ただ、いずれにせよ、そうした人事については、あの、前裁きを、おー、事務の副長官、で、人事局・・・のところで行なっていますので、そういう中で、えー、私に報告があったということです。」
記者(7:57)
「望月です。
そうすると、杉田さん以外にどなたが、前川氏の辞意を伝えたか、名前を出すことはできないということですか。」
菅義偉(官房長官)(8:04)
「もちろん、私、承知してますけども。
まずですね、あの、定年延長について、あの、1月上旬に、文部科学省の方から打診があったことは事実です。
これ1月上旬です。
さらに言えば、定年延長も話があった後に、前川氏本人から副長官に対して、『せめて3月まで次官を続けさせてほしい』という話はあったと。
このことは昨日の国会で、聞かれたもんですから申し上げております。」
記者(8:38)
「東京新聞望月です。
文科省の方から打診があったということですが、これはどなたからそのような打診が・・・」
菅義偉(官房長官)
「それは前川さんがよく知ってらっしゃると思います。」
記者(8:58)
「加計関連。
FNN、テレ朝、NHK、朝日、文春、それぞれ現役の文科省職員の証言を聞いて、文書あったという報道をしているが、長官、これら大手・・・1、2、3、4・・・4つ5つ全て嘘だと、信用できないという風にお考えでしょうか。」
菅義偉(官房長官)(9:24)
「私は嘘だとは言っておりません。
このことについてはですね、えー、様々なご指摘を受けて、文部科学省において検討した結果、出所や入手経緯が明らかにされていない文章についてはその存否や内容なども確認の調査をおこなう必要がない。そのように判断をしたということです。
そして現在もその条件に変わりないものと考えておりますが、いずれにしろ文部科学省において考えられるものだという風に承知しております。」
記者
「ジャパンタイムスです。
このやりとり、ずっとやっているが、なぜ『そう考えるのか』の理由が全然説明がない。
証拠がないと、水掛け論になる。
物証の調査でコンピューターの調査しかない。そこを拘わられるのは、どうにも不可解。
要するに、もうやりたくないとしか聞こえないんですけど。」
菅義偉(官房長官)
「あのー、その後のご指摘をふまえて、文部科学省において検討した結果ですよ、出所や入手経緯が明らかにされてない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はない。
このように文科省で判断した。
で現在もそうした条件には変わりないという風に考えてます。
いずれにしても、文科省が、あー、考えられるものであると、こういう風に承知しています。」
記者
「同じことしかおっしゃっていない。
それは、FNN、テレ朝、NHK、朝日、文春の報道が信用できないと。調査に値しないと」
菅義偉(官房長官)
「っていうのは、申し上げたとおりですよ。
『存否や内容などの確認の調査を行う必要はない』という判断を下したということです。」
記者
「おっしゃっていないんですよ。
なぜ、そう判断されるのかって、理由付けがゼロ、
存否は確認てなくて、結論になぜそうなんですか。
物証がないと水掛け論になるんでコンピューターの調査をされたらどうですか」
菅義偉(官房長官)
「いずれにせよ、文部科学省において、えー、そこは考えられるものと、承知しております。そういうことです。」
記者(11:23)
「関連です。
何回も繰り返した、『匿名など出所不明は扱えない』は政府が作った公益者、通報制度の保護の法の精神に精神に反する。このことについて、的確なご回答していない、お答えいただけますか。」
菅義偉(官房長官)
「今、私が申し上げた通りです。」
記者
「東京新聞です。
先ほど『文書は嘘だとは言っていない』という・・・(菅「はい?」(尋ねるように))
という発言、今、はじめて聞いた。
一番はじめに出たときに、『怪文書』だった。
辞書で『無責任で、中傷的、暴露的、出所不明な文書』、つまり、『本物ではない』というような言い方。
現在、この文書について、嘘だとは思わないということですか。」
菅義偉(官房長官)
「ちょっと分けてください。
私が嘘だと・・・嘘じゃないと言ったのは、この間、メール文書などの証言をされましたよね、あのー、告発というんですか。皆さん方、言ってますよね。
で、それについて、文部科学省で検討した結果、出所・入手経緯が明らかにされてない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はない、と判断をしたと、こういう風に私は申し上げています。
で現在もそうした条件には変わりないと。」
記者
「文春調査で、『前川の証人喚問を必要だ』に賛成が86%、内閣の支持率が22%、日経のオンライン調査でも同程度。
調査の必要がないという政府の姿勢が、国民の理解を得られていない。
今、政府、文科省側の回答が国民にとってまったく納得・理解ができないものになっている。
このことについて、菅官房長官はどうお考えですか。」
菅義偉(官房長官)
「ですから、それは法律に基づいて、適切に対応すると。」
★注、
『続、大山鳴動してネズミ一匹が逃げ出す (資料2)』へ続く、