灯火親しむべし(とうかしたしむべし)とは、中国の文人で唐宋八大家のうちの一人・韓愈(768年~824年)が残したことばです。
「気候がさわやかで夜の長い秋は、灯火の下で読書するのが良い。」という意味があり、韓愈が息子に対して勉強を勧めたことばだとされています。
現代で言うところの「読書の秋」でしょうか。
火に対して「親しむべき」という表現がなんとも風流を感じさせます。
当時は、ロウソク等の「本当の火(灯)」の下で読書をしていたのだと思いますが、現代ではロウソクを使って読書をする…などという古風な方はあまりおられないかもしれませんね。
最近は朝夕の冷え込みも激しくなり、めっきり秋らしい気候になってきました。
当然のことですが、目にもよくないでしょうし火災の心配もありますので、秋の夜長に読書を楽しむ方は明るい照明器具の下で読むようにしましょう。
事務局 農澤
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます