以前からこのブログで、消火器は火災の初期消火に非常に有効な消火器具であることをご説明してきました。ある消防機関のデータによると、初期消火に消火器具(消火器)を使用した場合の消火成功率が74.4%にのぼることが分かりました【平成18年度版「火災事例に学ぶ」より】
これは、消火器などの消火器具を備えている家庭で火事が起こった際、消火器を使用して火を消すことができたケースが100件中74件あった、ということです。10回の火災のうち実に7回以上を消火器で鎮火していることを考えれば、消火器の火災に対する有効性がよくわかります。逆に、失敗例では「火元にうまくかけられなかった」「消火するまでに手間取った」等といった理由がほとんどであり、常備していた消火器本体に異常があったり壊れていたりして使用できなかったというトラブルはほとんど無いそうです。
家庭に消火器を備え、いざというときに有効に活用できるようにしたいものです。
事務局 農澤
大阪消防設備協同組合
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