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大阪消防設備協同組合事務局のブログ

ご存じでしたか?(125) / 暖房器具による火災

2011-12-21 13:04:02 | ご存じでしたか?シリーズ

 平成23年も残すところ10日となり、日に日に年の瀬の忙しさが増してきたように感じます。

 残すはクリスマス、お正月と楽しいシーズンを待つのでますが・・・冬は一年を通して火災が一番発生しやすい季節でもあるので、年末年始を迎えるにあたり充分な注意が必要です。

 独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は10月20日、ストーブなどの暖房器具が原因となった火災や一酸化炭素中毒事故で過去5年間に233人が死亡していたと発表した。暖房器具による事故は増加し、翌年1月に最も多く発生している。
 NITE製品安全センターに通知された事故情報のうち、平成18年度から22年度の5年間に発生した暖房器具の事故は2314件でうち一室以上が燃えた火災が990件(全事故の43%)あった。
 事故の被害状況は、死亡事故195件(233人)、重傷事故64件(92人)、軽傷事故367件(540人)。人的被害は石油ストーブで633件のうち303件発生して最も多い。
事故原因では、誤使用・不注意によるものが798件(全事故の34%)で、特に石油ストーブでは633件のうち397件と6割以上を占めている。石油ストーブの事故では死亡事故が89件発生し、115人が犠牲となっている。(新日本消防新聞/12月18日号より)

暖房器具が必需品となるこの季節、火災には充分に注意が必要です。

ここ5年間で、暖房器具が原因の火災事故件数は電気ストーブが948件で1位、石油ストーブが633件で2位、以下電気温風暖房機、石油温風暖房機と続きますが、死亡や重軽傷に繋がる火災の発生件数で言えば、記事にある通り石油ストーブが断トツで1位となっています。

石油ストーブはコストが安いなどのメリットがありますが、他の器具と比べて火災が発生しやすいというデメリットもあるようですので、特に気をつけましょう。

事務局 農澤


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