写真は、東京消防庁の救急車。
そしてこれが、大阪市消防局の救急車。
よく見ると、東京消防庁の救急車には赤いラインが入っているのに対し、大阪市消防局の救急車にはラインが入っていません。
救急車の色は道路運送車両法に基づき『白色』のみと定められているのですが、ラインの色やデザインに特に決まりはなく、各消防本部に委ねられているのだそうです。とはいっても、日本全国ほとんどの市区町村の救急車が赤色のライン(または青色のライン)が入っているのに対し、ラインが入らない救急車はなんと大阪市消防局だけ、なのだそうです。
これには明確な理由はないらしく、救急車が日本に入ってきた当時の色をそのまま忠実に守っているという説や、関西弁で赤は「あかん(ダメ)」つまり「助からない」という意味を連想するため、縁起が悪いことからラインを入れていないなどという説があります。
もしも「あかん」説が本当だとしたら、なんとも言い難い浪速のセンス…という感覚になりますが、おなじ関西人としてこのセンスを「憎めないなぁ」と思うのは私だけでしょうか?
事務局 農澤
私は平成の初めより十数年間大阪に在住してた現在は埼玉県下に住んでる者です。
大阪市消防局が出している「大阪市消防局50年のあゆみ」という本が、大阪市内の各区内にある市立図書館に行くと郷土資料コーナーなら大概置いてありますけど、自治体消防発足当初より大阪市消防局の救急車は赤帯がなく今日に至る(近年になって後部の搬送扉には蛍光テープが付いてます)まで「救急車は白のみ」という伝統を守ってる様です。
さいきん、私は久々に大阪へ行ったさいにたまたま消防署のソバを通ったときに救急車が居たので救急車の写真を撮りましたけど、大阪市消防局ならではの真っ白い救急車の写真を幼い子どもさんたちに「なにがちがうかな?」と質問しつつ見せると、珍しい故に意外と受けそうな感じがいたします。
それでは、失礼します。
コメントありがとうございます。
返事が遅くなって申し訳ありません。
赤帯が入らないのは、大阪市消防局が消防車は白のみという伝統を忠実に守っているからなのですね。大変参考になりました、ありがとうございます!
子供達にクイズ感覚で聞いてみるのは面白いですね~。防災訓練などの機会にやってみたいと思います^^