ウーウーとサイレンを鳴らし、勇ましく現場へ向かう消防車。
もしも、消防車が火災現場へ向かう途中に別の火災を発見した場合、どうするのでしょうか?
火災出動途上で別件の火災を発見した場合は、消防車に積載している無線により消防司令センターにこのことを連絡し、火災を発見した消防隊は、最初に指令を受けた火災現場に出場します。連絡を受けた消防司令センターは、他の出場していない消防隊等に途中で発見した他の火災への出場を指令します。【HP「横浜市安全管理局」より】
当然といえば当然ですが、途中で火災を見つけたからといって予定を曲げてその現場で消火を始めるということは無く、通報を受けた現場へ直行します。火災の規模に関わらず、とにかく人命と被害の拡大を抑えることが最優先されますので、もしも直行した現場がいたずらの通報で消火の必要が無く、逆に途中で発見した火災現場で犠牲者が出てしまっていたら… そんなことを考えるととても恐ろしいですね。これは消防車にも同じことが言えると思います。
虚偽の通報や緊急車両を呼ぶまでもない事案での出動要請が増え続けています。いたずらなどはもってのほか、助かるはずの命が助からない悲劇を起こさないためにも、消防の備えや救急の知識を日頃から身に付けたいものです。
事務局 農澤
大阪消防設備協同組合
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