ポジティブな私 ポジ人

路上のサケ

今夏、40日を超える連日の猛暑の“せいで”と言うか“お陰”で、体重が2キロも減り、理想体重にあと一歩と迫った。このまま行くのかと思いきや、秋風が吹き空が高くなると、夏場に失せたお菓子への食欲が完全復活。困ったことに、食事も美味しい。
ことわざ通り「天高く”我“肥ゆる秋」となった。

今日は土曜日、ジョギングの日。
体重が先週より2キロも増えてしまったので、体が重いかなと懸念しながら走り出したが、想像より軽快に走ることができてホッとした。

最近日本各地でクマやシカ、イノシシ、サルなど、野生動物が住宅街に出没したり、人に危害を加えるなどのニュースが絶えない。

毎回、豊平川の河川敷へ下りる階段から周囲を見下ろし、辺り一帯をズズーイと見回して、野生動物、特にクマが居ないか確認するのが習慣になった。安全を確認してから、階段を駆け下りる。

早朝に雨が降り、豊平川の河川敷のコースは所々に水たまりがあった。雨上がりに走るのは結構好きだが、こんな日はランナーが明らかに少ない。

土曜日は大体同じ様な時間帯で走っているが、ジョギングを始めてからこの5年間、雨のために走れなかった土曜日は一日か二日くらいしか無い。雨が降っていても、午前八時前後には晴れる。やっぱり私、晴れ女?

今日はコース上に珍しいものが落ちていた。

何と、頭部のない大きな魚!

一度そのまま通り過ぎて、コースを往復走り終わってから、戻って写真を取った。

走っている間に、カラスに食べられてさっきより小さくなっていたが、残った体の模様から、サケだと思われた。全長は恐らく4〜50センチはあったに違いない。



ここにサケを捨てたのは人では無いだろう。
そもそも、豊平川でサケを釣ることは年間を通じて禁止されているし、釣ったサケをこんな所に捨てていく人もいないだろう。

豊平川に泳ぐサケが何故ここに?誰が食べたのか。

真っ先に頭に浮かんだのは、ヒグマだ。
クマは冬眠に入る前に脂肪を効率良く摂るために、脂肪の多い脳が収まった頭部と卵だけ食べるといわれ、身の方は残すらしいのだ。
このサケは、腹部は食べられていないので、卵がないオスだったのではないだろうか。

でも、クマなら川で捕まえたサケはその場で食べるだろうから、ここまで運んでくることは先ず無いのではないか。

だとすると、サケの残骸をここまで運んで来たのは、きっとキツネかタヌキなのではないか。せっかく運んで来たものの、十分に食べる間もなく、数羽のカラスに奪われたのでは無いか。

獲物を前にして、野生動物たちの攻防が繰り広げられたに違いない。その場に立ち会えなかったのが残念だ。

私がサケの残骸の撮影を終え、立ち去るのを待って、用心深くカラスがサケに近づいてきた。



振り返ってみたら、残ったサケの身を2羽でついばみ始めていた。

朝から随分贅沢なカラスたちの朝食風景だこと。目の前の豊平川に泳いでいる豊富なサケを、人間様でも捕れないというのに…。

今日は寒かった。汗もほとんどかかなかった。空腹を抱えながら、自宅へ向かった。





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