しかし仕事がないと、ついダラダラしてしまう。家の中の不用品もなかなか整理できていない。
今日こそは、子供たちのおもちゃでも片付けようと作業を始めた。
先ずは、娘のぬいぐるみから。
一番多いのが、くまのプーさんのぬいぐるみ。そのうちの一つはサンタさんの格好をしていた。クリスマスも近いから、もしかしたら売れるかもしれないなあと思い、3体まとめてネットのフリマにあげてみた。
スマホの操作を終え、ひと仕事終えたと思ったその直後に、プーさんがまた一つ出て来た。失敗失敗。3体を4体に変えなきゃと、スマホを手に取ったら、もう売れていた。
こんな事は珍しい。やっぱりクリスマスが近いからかしらと思った。
ぬいぐるみはまだまだある。
ディズニーのスティッチも複数あるので、これもあげてみた。驚いたことに、5分もしない内にまた売れた。
こんな事は早々あることじゃない。ミラクルだ。
使い古しのぬいぐるみなど、どうせ誰も買わないだろうと思っていた。だから売れやすいように、金額はかなり低く設定していた。こんなに簡単に売れるなら、もっと高くしておけばよかったなあと後悔しきり。
しかし、安かったからこそ売れた、という事もあるし、ここは悩みどころ。
ぬいぐるみはまだある。ポケモンも3体あったのだが、これこそ古いしボロいし、誰も買わないだろうとあげたら、またまた売れた。ええーっ!こんなの買う人いるのー!
こんなオンボロぬいぐるみを買った方はどんな方なのかしらと、買った人のお店を覗いてみたら、なんとポケモンのぬいぐるみを専門に売っている人だった。
更にショックだったのは、一体3000円以上の値段で売っていた事だ。うちのぬいぐるみも、このネットのお店で高価な値段で売られる事になるのだろうか。あぁ「後悔」✕「後悔」。
つい先日も息子が、
「古い物の市場価値を知らない人が、高額な物を安く売るから、フリマは侮れないんだよねー」と言うのを聞いたばかりだったのに…。
今回の教訓を得て、「フリマの掟」とする。
『フリマに商品をあげる時は、古い物でも金額設定は高めに!』
前にもデジモンカードを安くあげて失敗したのに、その時の教訓をまたしてもいかす事が出来なかった。
酉年はやっぱり鳥頭。直ぐに忘れてしまうのだ。いや、ただバカなだけなのか…。
まあ、それでも売れたので良かった。ゴミにしなかっただけマシ。SDGsにもかなっているし、御の字だ。
その後は、梱包に追われた。
梱包は私の得意分野。梱包は楽しい。
この梱包作業が面倒で、ネットのフリマをやりたいけどやらないという人は結構多い。
フリマに商品をあげたり発送することが、当面の私のお仕事だと思っている。収入は微々たるものだが、欲しい本が買える、私のお小遣いだ。
これをすることで、終活がドンドン進んで行くのもうれしい。
そして、発送の為に少し離れたコンビニへ歩いていくことも、体力維持の為には良いし、
いい事づくめ。
こんな風に、”自営業もどき“みたいなことをしていると、もう人に使われる仕事は出来ないかもなあ。そんな思いが頭をよぎった。